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富士通、脈波から運転手の居眠りを検知するウェアラブル機器

~首元に装着して音声や振動で運転手に通知

「FUJITSU Vehicle ICT FEELythm」

 富士通株式会社は、運転手の脈波から眠気の傾向を検知し、本人および運行管理者に通知できるウェアラブルセンサー「FUJITSU Vehicle ICT FEELythm」を開発し、2月より運輸業向けに販売開始する。

 襟元にかける本体から伸びるイヤークリップを耳に装着することで、脈波や自律神経状況などのデータを取得。ここから運転手の眠気状態を検知し、運転手に音声または振動で通知する。自動キャリブレーションと学習機能により、個人差などの精度のばらつきを解消し、より正確に眠気の傾向を検知するという。

 本体の重量は約90gと軽く、運転手の負担にならない。また、長距離運行を想定し、バッテリで5日間の連続使用が可能。無線のレシーバも付属する。また、デジタコなどの車載機と接続し、運行管理システムと連携させることで、運行管理者が運転手の状態をリアルタイムに確認できる。

(若杉 紀彦)