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アビー、積層ピッチ0.05mmでコンパクト筐体の3Dプリンタ

~オープンキューブからの事業統合も発表

「SCOOVO X4」(シルバーモデル)
6月25日 発売

価格:139,800円

「SCOOVO X4」(ブラックモデル)

 アビー株式会社は、ホームユース向けにコンパクトな筐体に収めた、積層ピッチ0.05mmのパーソナル3Dプリンタ「SCOOVO X4」(スクーボX4)を6月25日に発売する。すでに9日より先行予約を開始している。価格は139,800円。

 3月に発売した積層ピッチ0.05mmの「SCOOVO X9」の主要機能を継承し、よりコンパクトな設計とした製品。本体サイズは336×267×386mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約11.2kg。

 本体の小型化に伴い、造形サイズが140×100×180mm(同、X9は200×170×230mm)へ小さくなったほか、ベッドは非加熱式へ変更されている。また、X9は造形素材としてABSおよびPLAをサポートしたが、X4はPLAのみ対応。フィラメント径は1.75mmで、ほかのSCOOVOシリーズと互換性がある。

 フィラメントの詰まりを防ぐためのデュアルファン/ヒートシンク付き小型エクストルーダ、ベッドとノズルのクリアランス調整を行なうロック式アジャストスクリュー、日本製部品の多用などはSCOOVO X9と同様。

 PCとの接続はUSB 2.0。対応OSはWindows XP/Vista/7/8/8.1。制御ソフトの「SCOOVO Studio」が付属する。対応ファイル形式はSTL。本体色はブラックとシルバーの2色。

設置イメージ
デュアルファン/ヒートシンク付きのエクストルーダ
非加熱式のベッドを採用
ロック式アジャストスクリューでクリアランスを調整可能

 なお、これまでSCOOVOシリーズは、株式会社オープンキューブが企画/開発し、アビーが生産と販売を支援する体制となっていたが、6月21日付けで全事業をアビーに統合することも発表。オンライン販売やサポートについても、6月21日以降はアビーストアやアビーカスタマーサポートが担う。

(多和田 新也)