ニュース

ヤマハ、3DSのGPUを開発したDMPと業務提携

5月12日 発表

 ヤマハ株式会社と株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)は12日、画像表示用LSI製品の開発および販売の業務提携に関する覚書を締結したと発表した。

 ヤマハは半導体事業の拡大にあたって、画像表示用LSIの開発と販売を重要テーマにしており、競争力のために高度なグラフィックス技術が必要だとする。DMP側は、ヤマハのこれまでの半導体開発、製造、市場経験のノウハウを次世代LSI製品に活用してビジネスの強化を図る。

 ヤマハは電子楽器用の音源LSI内製で半導体事業をスタート。音源、画像LSI、近年ではモバイル機器向けの地磁気センサーを提供。DMPは携帯ゲーム機、デジタルカメラ、プリンタといった製品向けのグラフィックス描画、コンピューティング分野のGPU IPコア技術をライセンスしている。グラフィックスIPコア「PICA200」は任天堂の携帯ゲーム機「3DS」に採用された。

(山田 幸治)