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ソニー、世界最薄/最軽量10.1型Androidタブレット「Xperia Z2 Tablet」のWi-Fi版

「Xperia Z2 Tablet」
5月31日 発売

価格:オープンプライス

 ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社は、世界最薄/最軽量を謳う10.1型Androidタブレット「Xperia Z2 Tablet」のWi-Fi版「SGP512JP」を5月31日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は55,500円(税別)前後の見込み。本体色はブラックとホワイトの2色展開。なお、LTE/3G版も同時に発表され、au(KDDI/沖縄セルラー)より提供される。

 Xperia Z2 Tabletは2013年に発売された「Xperia Tablet Z」の後継モデル。筐体と一体化した「超高剛性FRPパネル」の採用により、世界最薄を謳った従来モデルの厚さ約6.9mmから、約6.4mmへとさらに薄くなったほか、重量もWi-Fiモデル同士の比較で約495gから約426gへと軽量化。本体サイズは約266×172×6.4mm(幅×奥行き×高さ)で、10型以上のWi-Fi対応タブレットとして世界最薄/最軽量を謳う。

 前モデル同様にオムニバランスデザインを採用。ただし表面の仕上げは前モデルとは異なるという。防水性能もIPX5/8へ強化(従来はIPX5/7)。防塵性能は前モデル同様IP5Xに対応。

Xperia Z2 Tablet(ブラック)
Xperia Z2 Tablet(ホワイト)
Xperia Z2 Tablet前面
Xperia Z2 Tablet背面

 液晶は「トリルミナスディスプレイ for mobile」を搭載。新たに開発された「Live Color LED」により、特に赤や緑の色域を拡大。パネル解像度は1,920×1,200ドット。超解像技術の「X-Reality for mobile」も搭載する。

 オーディオ面でも、スピーカーを前面へ配置し、仮想サラウンド機能の「S-Forceフロントサラウンド」に対応。対応DACとの組み合わせでハイレゾ再生にも対応するほか、オプションのヘッドセット「MDR-NC31EM」や2009年10月以降に発売されたウォークマン用ヘッドフォンを利用することで周囲のノイズを約98%カットできるノイズキャンセリング機能に対応。MDR-NC31EMは5月下旬発売予定で店頭予想価格は5,500円(同)前後。ブラックとホワイトの2色をラインナップする。

オプションのノイズキャンセリングヘッドセット「MDR-NC31EM」(ブラック)
オプションのノイズキャンセリングヘッドセット「MDR-NC31EM」(ホワイト)

 基本仕様も強化され、CPUはクアッドコアのSnapDragon 801(2.3GHz)、メモリは3GB、Android 4.4を搭載。内蔵ストレージはLTE/3G版と共通で32GBモデルを用意するほか、LTE版にはラインナップされない16GBモデルをソニーストア限定で発売する。

 インターフェイスやセンサー類は、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、NFC、Micro USB、MHL 3.0、音声入出力、microSDカードスロット、GPSなど。バッテリ容量は従来モデル同様の6,000mAh。

 カメラは、背面に約810万画素の「Exmor RS for mobile」、前面に約220万画素の「Exmor R for mobile」を搭載。電子式手振れ補正機能を備えるほか、新規開発のカメラアプリでは、リアルタイムにエフェクトをかけられる「クリエイティブエフェクト」や、背景をぼかして撮影する機能、シャッターを押した前後1秒間に61枚を撮影しベストショットを選択できる機能などを搭載。従来は静止画のみ対応していた「ARエフェクト」は動画にも対応し、恐竜や妖精などのエフェクトを加えた映像を撮影できるようになった。

 このほか、日本語入力ソフトとして「POBox Plus」を搭載。誤って選択した変換候補の取り消しや入力ミスの補正などが可能。キーボードUIのデザインを変更する「キセカエキーボード」機能も備える。

 アプリでは、プレイステーション 4と連携する「PlayStation App」や「PlayStation Mobile」、ピンチイン/アウトによる拡大表示や4K再生に対応する動画再生ソフトなどもプリインストールされる。

「POBox Plus」の入力ミス補正機能
「POBox Plus」の変換取り消し機能
「POBox Plus」のキセカエキーボード

 本製品向けのアクセサリとしては、キーピッチ17.5mmのBluetoothキーボードを備えるスタンド付きカバー「BKC50」(2014年夏発売予定、税別12,800円前後)や、Bluetoothリモコン「BRH10」(6月下旬発売予定)、Blutoothスピーカードック「BSX10」(5月31日発売、税別15,000円前後)、スタンド機能付きブックレット風保護カバー「SCR12」(5月31日発売、ブラック/ホワイト、税別5,000円前後)、液晶プロテクタ「ET974」(5月31日発売、税別2,000円前後)、充電機能付き卓上ホルダ「DK40」(5月31日発売、税別3,200円前後)を用意する。

 なお、LTE/3Gモデルが搭載するワンセグ/フルセグの地デジチューナは搭載せず、MPEG-2のおでかけ転送機能にも対応しない。また、LTE/3Gモデルには卓上ホルダが付属するが、Wi-Fiモデルには付属せず、充電用にACアダプタが添付される。

60度の角度を持つスタンドとして機能するBluetoothキーボードカバー「BKC50」
動画/スライドショー再生のリモート操作機能などを持つ「BRH10」
デジタルアンプ「S-Master」や10Wスピーカーを内蔵するBluetoothスピーカードック「BSC10」

(多和田 新也)