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「艦これ」需要などを背景にWindowsタブレットのシェアが上昇

〜8型モデルがシェア拡大を加速

日本マイクロソフト「Surface 2」

 国内タブレット市場において、2013年12月以降、Windowsタブレットの構成比が15%前後まで上昇していることが分かった。8型を搭載したタブレットがシェア拡大に貢献しており、Windowsタブレットのうち、約半分を8型タブレットが占めていることも明らかになった。

 BCNが全国の量販店を対象に調査したデータによると、2013年9月までは5%以下で推移していたWindowsタブレットの市場構成比は、Windows 8.1が登場した10月には5.8%、11月には7.0%へと上昇。さらに8型タブレットが市場に広がった12月には14.7%と一気に構成比を倍増。2014年1月には15.8%、2月には15.3%と、15%台でシェアを維持している。8型ならではの操作性の高さや、Bay Trail搭載製品の投入、さらには「艦隊これくしょん〜艦これ〜」需要もWindowsタブレットの需要を下支えしていると言えそうだ。

 なお、この集計には、日本マイクロソフトの「Surface」シリーズは含まれておらず、これを加えると20%を超える構成比になっている可能性が高い。

 これに対して、iPadおよびAndroidのシェアはやや減少傾向にあるものの、拮抗している状況を維持。2014年2月の集計では、Androidが44.9%、iPadが39.8%となっている。

タブレット端末の搭載OS別販売台数構成比推移

 日本マイクロソフトによると、同社独自の調査で、2013年10〜12月には、Windows タブレットのシェアが26%に達していると分析。8型タブレットを中心としたWindowsタブレットのラインアップ整備や、Surface などの2-in-1パソコンの人気などを背景に、今年6月までには、タブレット市場全体で3分の1のシェア獲得を目指す姿勢を見せている。

 Windowsタブレットが構成比を引き上げた背景には、8型タブレットの人気が高まっていることが挙げられる。

 BCNの調査によると、Windowsタブレットのシェアが7.0%だった2013年11月の集計では、Windowsタブレットにおける8〜10型未満の構成比は28.3%に留まっていたが、12月に集計では52.5%と過半数が8〜10型未満となり、8型タブレットの販売増加が、Windowsタブレットのシェア拡大に直結していることが分かる。

 2014年2月の集計では、8〜10型未満が49.8%に対して、10〜12型未満は48.6%となり、Windowsタブレットは、8型と10.1型の2つの領域で構成されている格好だ。

Windows系OS搭載タブレットの販売台数構成比推移

 2014年2月の機種別売れ筋ランキングを見てみると、首位はレノボ・ジャパンの「Miix 2 8」でシェアは14.4%。12月の集計では23.1%と、Windowsタブレットのほぼ4台に1台がMiix 2 8だった。

 2位は、ASUSの「TransBook T100TA」で12.7%と10.1型モデルが入るが、3位に日本エイサーの「Iconia W4-820/FP」が7.5%、5位にも「Iconia W4-820/FH」が6.3%で入る。さらに、8型モデルでは、9位にASUSの「VivoTab Note 8」が、10位に東芝の「dynabook Tab VT484」が入っている。

 上位10機種中5機種が8型タブレットということになる。

Windows系OS搭載タブレットの画面サイズ帯別台数構成比
Windows系OS搭載タブレットの機種別販売台数上位10機種、2014年2月(月次)
順位 メーカー名 品名 / 型番 サイズ 構成比(%)
1 レノボ・ジャパン Miix 2 8 8 14.4
2 ASUS TransBook T100TA 10.1 12.7
3 日本エイサー Iconia W4-820/FP 8 7.5
4 ASUS TransBook T100TA 10.1 7.2
5 日本エイサー Iconia W4-820/FH 8 6.3
6 ASUS VivoTab Smart ME400C キーボード付 Office付 ブラック 10.1 5.5
7 NECパーソナル
コンピュータ
LaVie Tab W 10.1 4.6
8 ASUS TransBook T100TA 10.1 4.6
9 ASUS VivoTab Note 8 8 4.2
10 東芝 dynabook Tab VT48 8 4.1
レノボ・ジャパン「Miix 2 8」
ASUS「TransBook T100TA」
日本エイサー「Iconia W4」

 一方、Androidタブレットでは、8型未満のタフレットが51.3%となり、7型モデルが中心となっている。8〜10型のタブレットの構成比は12.1%、10〜12型のタブレットは11.8%を占めている。

 機種別のシェアを見ると、上位5製品が7型のタブレットとなっており、首位となったASUSの32GB版の「Nexus 7」の22.7%を筆頭に、上位3機種がNexus 7。4位および5位が同じくASUSの「MeMO Pad HD7」が入っている。上位10機種中7機種が7型タブレットという状況だ。

 8型タブレットでは、レノボ・ジャパンの「YOGA TABLET 8」が6位に、ASUSの「MeMO Pad 8」が10位に入っており、10.1型では富士通の「ARROWS Tab F-02F」が9位に入っている。

Android搭載タブレットの画面サイズ帯別台数構成比
AndroidOS搭載タブレットの機種別販売台数上位10機種、2014年2月(月次)
順位 メーカー名 品名 / 型番 サイズ 構成比(%)
1 ASUS Nexus 7 / NEXUS7-32G 7 22.7
2 ASUS Nexus 7 (2013) / ME571-16G 7 8.1
3 ASUS Nexus 7 (2013) / ME571-LTE 7 7.1
4 ASUS MeMO Pad HD7 / ME173-BL16 7 6.1
5 ASUS MeMO Pad HD7 / ME173-WH16 7 5
6 レノボ・ジャパン YOGA TABLET 8 8 4
7 ASUS Nexus 7 (2013) / ME571-32G 7 3.8
8 NECパーソナル
コンピュータ
LaVie Tab S 7 3
9 富士通 ARROWS Tab F-02F 10.1 3
10 ASUS MeMO Pad 8 / ME180-GY16 8 3

 また、iPadでは、51.3%が7.9型の「iPad mini」となり、48.7%が9.7型の「iPad Air」および「iPad」となっている。

 最も売れているのは、iPad Airで44.8%を占めているが、2位の第2世代のiPad miniが32.5%、初代のiPad miniが18.7%となっており、これをあせるとiPad miniシリーズで過半数を超えていることになる。

iPadの画面サイズ帯別台数構成比
iPadのシリーズ別販売台数、2014年2月(月次)
順位 メーカー名 シリーズ名 サイズ 構成比(%)
1 Apple iPad Air 9.7 44.8
2 Apple iPad mini(2nd) 7.9 32.5
3 Apple iPad mini 7.9 18.7
4 Apple iPad(4th) 9.7 1.9
5 Apple iPad 2 9.7 1.9
6 Apple iPad(3rd) 9.7 0.1

(大河原 克行)