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東芝、データ移行サービス特典付き「dynabook」春モデル

dynabook REGZA PC D834 ブラック
2月下旬より順次発売

価格:オープンプライス

 株式会社東芝は、「dynabook」シリーズの2014年春モデルを2月下旬より順次発売する。価格はオープンプライス。

 リニューアルしたのは、液晶一体型「dynabook REGZA PC」シリーズ、「dynabook D614/D513」、15.6型タッチ対応ノート「dynabook T654」、15.6型スタンダードノート「dynabook T554」、11.6型タッチ対応ネットノート「dynabook N514」の各製品。Windows 8.1 64bit、Office Home and Business 2013を搭載する。

 このほかのモバイル系「dynabook KIRA」や「dynabook R734」、「dynabook R714」、AVノート「dynabook Qosmio T953」、8型タブレット「dynabook Tab VT484」については、2013年秋冬モデルを継続する。

 全モデルでメモリを1モジュール構成とし、安価かつ容易にメモリを増設できるよう変更。また、IEEE 802.11ac搭載モデルを拡充した。

 ソフトウェアは、レコーダ連携の「RZスイート express」がパナソニック製レコーダのTVライブ視聴(RZライブ)に対応した。また、PC環境移行の手引き「PC引越しナビ」を搭載するほか、古いPCを東芝へ預けて、新しいPCへ設定やデータを移行する作業を代行するキャンペーンも引き続き行なう。2014年春モデルの購入者は特典としてこの引取サポート(7,500円)が無料(別途送料は必要)、遠隔/対面/訪問サポートなどをオプションで用意する。

 新生活などで撮影枚数が増える写真の関連アプリケーションでも訴求。独自の「思い出フォトビューア」は自動での分類を特徴とし、日付や季節、顔を分析/認識して個人別にまとめて表示できる。今後は位置情報による分類なども追加していく予定だという。また、全モデルにAdobeの「Photoshop Express」(編集)、「Revel」(整理/共有)を搭載。基本無料のストアアプリだが、通常は有償のノイズリダクションとプレミアムフィルタが特別提供されている。上位機種には「Photoshop Elements 12」が付属する。

液晶一体型

 液晶一体型は、23型の上位機と、21.5型のTVチューナあり/なしを展開。本体色はいずれもホワイト、ブラックの2色。

dynabook REGZA PC D834

dynabook REGZA PC D834 ホワイト

 「dynabook REGZA PC D834/T9L」は、1,920×1,080ドット(フルHD)対応23型タッチ液晶を搭載。従来の上位機の21.5型から大型化された。発売は2月下旬、店頭予想価格は24万円前後の見込み。

 主な仕様は、Core i7-4700MQ(2.40GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 3TB、BDXLドライブ、フルHD/タッチ対応23型液晶、3波チューナ×3(1つは「今スグTV」)を搭載。Photoshop Elements 12が付属。

 インターフェイスはUSB 3.0×4、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LAN、Bluetooth 4.0、HDMI出力、HDMI入力、約92万画素Webカメラ、SDカードスロット、音声入出力などを備える。

 本体サイズは約552×170×391mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約9.5kg。

dynabook REGZA PC D714/D713

 21.5型TVモデルは、上位の「dynabook REGZA PC D714/D7L」、下位の「dynabook REGZA PC D713/T3L」の2機種。D714については従来とほぼ同じ、D713は無線LANがIEEE 802.11acに対応した。

 D714は、Core i7-4700MQ、メモリ8GB、HDD 3TB、BDXLドライブ、フルHD対応21.5型液晶、3波チューナ×2を搭載。発売は2月下旬、店頭予想価格は21万円前後の見込み。

 D713は、Celeron 1005M(1.90GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 2TB、DVDスーパーマルチドライブ、フルHD対応21.5型液晶、地デジチューナ×1を搭載。発売は2月下旬、店頭予想価格は15万円前後の見込み。

dynabook REGZA PC D714/D713
ブラック
ホワイト

dynabook D614/D513

 21.5型TVなしは、上位の「dynabook D614/54L」、下位の「dynabook D513/32L」の2機種。無線LANがIEEE 802.11acに対応し、D614のスペック面が強化された。

 D614は、Core i7-4700MQ、メモリ8GB、HDD 2TB、BDXLドライブ、フルHD対応21.5型液晶を搭載。発売は2月下旬、店頭予想価格は19万円前後の見込み。

 D513は、Celeron M1005M、メモリ4GB、HDD 1TB、DVDスーパーマルチドライブ、フルHD対応21.5型液晶を搭載。発売は2月下旬、店頭予想価格は14万円前後の見込み。

dynabook D614/D513
ブラック
ホワイト

dynabook T654/T554

 15.6型ノートは、タッチ対応「dynabook T654/78L」、タッチなしの「dynabook T554/76L」、「T554/56L」、「T554/45L」をラインナップ。上位モデルがフルHD対応IPS液晶の高輝度タイプ(300cd/平方m)に強化され、全モデルがIEEE 802.11ac対応になった。オンキヨー製スピーカーや4K出力などを継承する。

 T654/78Lの主な仕様は、Core i7-4700MQ、メモリ8GB、HDD 1TB、BDXLドライブ、フルHD/タッチ対応15.6型液晶を搭載。本体色はリュクスホワイト、プレシャスブラック、モデナレッドの3色。発売は3月上旬、店頭予想価格は20万円前後の見込み。

dynabook T654
リュクスホワイト
プレシャスブラック
モデナレッド

 T554/76Lは、Core i7-4700MQ、メモリ8GB、HDD 1TB、BDXLドライブ、フルHD対応15.6型液晶を搭載。本体色はリュクスホワイト、プレシャスブラック、ライトゴールド、モデナレッドの4色。発売は2月下旬、店頭予想価格は18万円台半ばの見込み。

 T554/56Lは、Core i5-4200U(1.60GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 1TB、BDXLドライブ、1,366×768ドット対応15.6型液晶を搭載。本体色はリュクスホワイト、プレシャスブラックの2色。発売は2月下旬、店頭予想価格は16万円台半ばの見込み。

 T554/45Lは、Core i3-4005U(1.70GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 1TB、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット対応15.6型液晶を搭載。本体色はリュクスホワイト、プレシャスブラック、ライトゴールド、モデナレッドの4色。発売は2月下旬、店頭予想価格は13万円台半ばの見込み。

dynabook T554
リュクスホワイト
プレシャスブラック
ライトゴールド
モデナレッド

dynabook N514

dynabook N514

 タッチ対応エントリーのdynabook N514は、CPUを強化し、OSをWindows 8.1に更新した「N514/25L」を2月下旬に発売。店頭予想価格は9万円前後の見込み。

 主な仕様は、Celeron N2820(2.13GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 500GB、1,366×768ドット/タッチ対応11.6型液晶を搭載する。

(山田 幸治)