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カスペルスキー、家族内で無制限に利用できるセキュリティソフト
~Windows/Mac/Android対応
(2013/10/29 17:14)
株式会社カスペルスキーは、Windows/Mac/Androidのマルチプラットフォームで利用できるセキュリティ対策ソフト「カスペルスキー 2014 マルチプラットフォーム セキュリティ」を11月14日に発売する。対応OSはWindows XP/Vista/7/8/8.1、Mac OS X 10.6~10.8、およびAndroid 2.3~4.3。製品ラインナップと価格は下表の通り。
1つのライセンスを3種類のOSで利用できるアンチウイルスソフト。新たに「ファミリー版」を用意し、同一住居で生計をともにする家族内であれば無制限に利用できる。
価格とライセンス | |||
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パッケージ版 | ダウンロード版 | ||
1年ファミリー版 | 9,324円 | 1年ファミリー版 | 7,790円 |
3年ファミリー版 | 15,540円 | 2年ファミリー版 | 10,480円 |
1年プライベート版 | 7,140円 | 3年ファミリー版 | 12,980円 |
3年プライベート版 | 11,340円 | 1年プライベート版 | 4,980円 |
1年1台ツインパック | 7,140円 | 2年プライベート版 | 7,980円 |
3年プライベート版 | 9,980円 | ||
1年3台版 | 6,400円 | ||
2年3台版 | 8,640円 | ||
3年3台版 | 10,800円 |
ダウンロード版のみではあるが、Windows専用の「カスペルスキー アンチウイルス」も用意され、価格は1年3台版が3,980円、2年3台版が5,980円。
Windows版では、新たに画面をロックしてPCを操作不能にするウイルスへの対策、信頼できるアプリケーションだけが使える実行アプリケーションの制限機能を搭載。また、従来の脆弱性スキャン、脆弱性攻撃ブロックに加え、脆弱性攻撃から保護する「ZETAシールド」を追加し、3段階の保護技術を用いた。UIも一新し、初心者がより簡単に操作できるようにする一方で、カスペルスキーが従来から持つ高いカスタマイズ性を維持し、上級者の要求に応えたという。
Mac版では、保護者による管理機能を追加し、OS X標準のペアレンタルコントロールを上回る機能を搭載。またGUIを改良し、Retinaディスプレイにも対応した。
Android版は、端末を紛失した際にアラームを鳴らして場所を確認できる「遠隔アラーム」機能を追加。また、SMSメッセージに書かれたURLを検知して、フィッシングサイトへのアクセスを未然に防ぐ不正サイト対策の強化、スマートフォン/タブレット版のバイナリの統一などを図った。
10月29日に都内で開かれた記者会見では、同社代表取締役社長の川合林太郎氏が挨拶。「セキュリティの脅威から社会全体を守るというのが我々のミッションだが、その社会を構成する個人1人1人を守ることから始めなければならない。その上で、家族も社会の最小構成であり、家族を守ることも重要だと考えた。家族を守る上で必要なセキュリティソフトは車選びに似ていて、家族何人でも、たくさんの台数のデバイスで守る必要があるし、高性能も求められる。さらに多くの脅威に晒される環境下でも的確に守る必要があるし、それは簡単に実現しなければならない。そのすべてのニーズに応えたのが我々の製品である」とアピールした。
製品の特徴について同社 マーケティング本部 プロダクトマーケティング部の井手さとみ氏は、「我々の製品は第三者機関から多数の評価を得ており、検知力は業界屈指である。セキュリティの脅威はWindowsだけだと考えているユーザーも少なくないが、我々の調査によると近年MacやAndroidでも増えている。さらにスマートフォンが普及している日本の家族に焦点を絞ってみると、子供をセキュリティの脅威から守る必要性について感じている親は世界で最も割合が高いかかわらず、“何をしたら良いか分からず対策できていない”という親の割合も世界で最も多い。我々の製品はそういったニーズにも応えられるものである」とした。