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ガイヤージャパン、big.LITTLE採用のSamsung Exynos 5 Octaを搭載した開発ボード

ODROID-XU
9月17日 発売

直販価格:28,000円~

 株式会社ガイヤージャパンは、韓Hard Kernelが開発した、Samsung製プロセッサ「Exynos 5 Octa」を搭載した評価ボード「ODROID-XU」を国内販売すると発表した。8月30日より予約を受け付け、9月17日に発売する。

 ODROID-XUに搭載されるExynos 5 Octaは、Cortex-A15とCortex-A7を4コアずつ搭載。処理に合わせてコアの利用率を最適化するARMのbig.LITTLEアーキテクチャを採用するプロセッサ。海外版のSamsung製スマートフォン「GALAXY S4」で採用されている。

 ODROID-XUはbig.LITTLEアーキテクチャ対応としては初めてというベアボードコンピュータで、Android 4.2.x、u-boot 2012.7に対応。第3四半期にはLinux Kernel 3.4.xにも対応予定としている。ネットワークアダプタやWebカメラなどのオプションを用意し、これらを組み合わせることで多様な開発用途に利用できる。また、オンボードの電力解析ツールを追加した「ODROID-XU+E」も同時に発売。直販価格は通常モデルが28,000円、ODROID-XU+Eが36,000円。

 主な仕様は、プロセッサがSamsung Exynos 5 Octa(1.6GHz、PowerVR SGX544MP3内蔵)、メモリがLPDDR3 2GB。ストレージは搭載せず、最大64GBのeMMCストレージまたはmicroSDカードを利用可能。

 インターフェイスは、USB 3.0ホストポート、USB 3.0 OTGポート、USB 2.0ホストポート×4、Micro HDMI出力、Ethernet、音声入出力などを装備。電源は5V/4AのACアダプタから供給。ボードサイズは約94×70×18mm(幅×奥行き×高さ)。

 システムのソースコードやハードウェアの回路図も付属する。

(多和田 新也)