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パナソニック、ハイブリッドPC「AX3」の組立教室開催

~12年目を迎えた「手作りLet'snote工房2013」

手作りLet'snote工房2013が開催された神戸工場
8月24日 実施

 パナソニックは8月24日、兵庫県神戸市のITプロダクツ事業部神戸工場において、小学4年生~高校3年生を対象にしたPC組立教室「手作りLet'snote工房2013」を開催した。

 今年で12年目を迎えた手作りLet'snote工房2013には、全国から約450件の応募があり、北は宮城県、南は鹿児島県から50人の子供が参加した。応募では沖縄県からも参加申し込みがあったという。参加者の内訳は、男の子が30人、女の子が20人。

 パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部・原田秀昭事業部長は、午前9時30分から行なわれた開校式で、「世界に1台のLet’snoteを作ってもらうことになる。動くところまで、神戸工場のスタッフがきちんとサポートするので、ぜひ頑張って欲しい。また、PCの組み立てだけでなく、手作り電池教室も用意しており、実際に触って、体験してもらう場にしているのが手作りLet'snote工房2013の特徴。夏休みのいい思い出にして欲しい」としたほか、「今日はパナソニックと、Let’snoteのファンになってもらい、将来は、ぜひパナソニックに就職志望してほしい」などと語り、参加した家族からも笑いが漏れた。

 今年のLet'snote工房で組み立てたのは、ハイブリッドPCの「Let'snote CF-AX3」。同工房では初めてタッチパネル搭載モデルを組み立てた。今回の工房のコンセプトは、「触れて実感」であり、その点でもタッチパネル搭載のCF-AX3の組み立ては合致したものであったといえよう。

 天板は7色の中から選択が可能になっており、最も人気が高かったのはサンダーブルーで20人が選択。続いて、リラクシーブルーが12人とブルー系が人気。エナジーレッドの6人、フラッシュピンクの4人、アーマーメタルの3人、ジェットブラックの3人、シルバーダイヤモンドの2人となった。

 参加費は12万円。参加者は、組み立てたCF-AX3をそのまま持ち帰えることができた。ただ、今年はオプションにネームプレート設定がないCF-AX3の組み立てとなったため、参加者のオリジナルネームプレートは用意されなかった。

 開校式では、毎年のLet'snote工房では、もはや欠かせない存在となったLet’snote博士とぶーすけが登場。「CF-AX3にはHDDが搭載されておらず、SSDが搭載されている」、「最軽量と長時間駆動を実現しているのは、外に持ち出して使うためには必要な要素であるから」といったようにCF-AX3の特徴を解説。コント仕立ての内容に、参加した子供たちの間からは大きな笑い声があがった。

 午前10時からは組立会場に移動し、組立作業が始まった。また、PCの組み立てには参加しない両親や兄弟の中には、エナジーデバイス事業部の専任講師による手作り電池教室に参加する家族もいた。

 組み立て作業は、午前11時30分に終了。その後、工場内の検査施設の見学や、電動ドライバーの体験などを、午後2時30分からは梱包作業を行ない、午後3時分には全てのスケジュールが終了した。

 閉校式では、パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部神戸工場・清水実工場長が挨拶。「電源を入れて起動した時の感動は大きなもの。モノづくり体験がいい思い出になったのではないかと思う。完成したLet’snoteをぜひ使い倒してほしい。また、Let’snoteの中には約2,000点の部品が入っているが、これらは世界中の多くの人の努力によって作られたものであることを知ってほしい。また、神戸工場はどこに負けないモノづくりをしており、日本のモノづくりに関心を持ってほしい」などとした。

 手作りLet'snote工房2013の様子を写真でみてみよう。

手作りLet'snote工房2013は、「触れて実感」がコンセプト
こんな特別仕様の天板によるLet’snoteを参考展示
午前8時30分から受け付けを開始。50人の子供たちと家族が全国から集まった
挨拶するパナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部・原田秀昭事業部長
Let’snote博士とぶーすけによるコント仕立てのLet’snote講座
ぶーすけたちとハイタッチしながら、組立会場に向かう参加者
手作りLet'snote工房2013の参加者たち
参加者全員で記念撮影している様子
ぶーすけが匠を代表して組立の早業に挑戦
電動ドライバーを使用してネジ締めに挑戦する参加者たち
記念撮影にもひと工夫。その名もプロが撮る記念撮影コーナー
パナソニックの理美容製品を体験できるようなコーナーも用意
オリジナルの団扇をつくることができるコーナー
手づくり乾電池教室に参加する家族たち。こちらも隠れた人気教室だ
午前9時30分から始まった開校式の様子。参加者はオリジナルTシャツを着用
食事は社員食堂でハンバーグなどが入ったお弁当を食べた
食事には特別にデザートがついた
食事の時間を利用して神戸工場検定を実施
閉校式で挨拶する清水実工場長
社員全員で参加者を見送る
参加者を見送る原田事業部長(右)と清水工場長
Let’snote博士とぶーすけも見送った
手作りLet'snote工房2013を支えたパナソニックの社員たち
組み立てた部品(1)
組み立てた部品(2)
組み立てた部品(3)
組み立てた部品(4)
組み立てた部品(5)
組み立てた部品(6)
組み立てた部品(7)
天板の一番人気のカラーはサンダーブルーだった
組立教室の様子。2人の参加者に1人のスタッフがついてサポート
作業台は手づくりのものを採用している
背の低い子供たちには台を用意
最初の作業はLEDスイッチフレキを接続
続いてSSDをコネクタに接続する
SSDをネジで固定する
WLANモジュールをコネクタに挿入
WLANモジュールをネジで固定する
サブバッテリを装着する
ケーブルの配線を処理し、シートで貼り付ける
液晶パネルユニットを取り付ける
下方向に取り付けるため難しい作業だ
液晶パネルユニットをネジで固定する
透明シートで配線を処理する
ぶーすけとLet’snote博士が組立会場を回り盛り上げる
アンテナケーブルを接続。この作業に苦戦する参加者が続出
ファン周りのケーブルを処理。こうした細かい作業が多い
タッチスクリーンケーブルを接続する
線処理シートでファンケーブルを貼り付ける
ワイヤレスLANスイッチを取り付ける
バッテリ検出スイッチを取り付ける
内部の組み付けが完了した様子
ボトムケースを取り付ける
ボトムケースをネジで固定する。ネジは全部で19個
メインバッテリを取り付ける
完成したAX3
全員でスイッチを入れる
参加者のPCが無事に起動した
続いて製品検査を行なう
キーボードやタッチ機能などが正常に動作するかを確認
最後に自分で梱包作業を行なう
梱包されたLet’snote CF-AX3

(大河原 克行)