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太陽誘電、青梅市にモバイル通信デバイスの製造工場を設立

~日立製作所からの不動産譲渡

7月30日 発表

 太陽誘電モバイルテクノロジー株式会社は、主力製品であるモバイル通信用デバイスを製造する新工場を東京都青梅市に設立することを発表した。

 同社の製造拠点は、長野県の須坂工場、埼玉県の所沢工場に続くもので、スマートフォンの普及や通信周波数帯や通信方式の増加による通信用デバイスの需要の高まりに応える狙い。新工場の敷地面積は56,000平方mで、今後の需要増を予測し、将来的な能力増強にも対応できる土地・建物の取得、拡張性に優れた新工場の設立を決めたとしている。

 なお、この新工場は日立製作所が所有する工場の一部を譲り受けてのもの。7月31日に売買契約を締結し、2014年4月1日に太陽誘電モバイルテクノロジーが取得する予定。日立製作所は2012年12月に情報/通信機器向け半導体製造事業を2014年3月をもって終了すること発表しており、その製造拠点である青梅工場が譲渡される格好になる。

新工場の完成予想図

(多和田 新也)