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NEC、薄型化したLaVie Sや新筐体採用のVALUESTAR Lなど2013年夏モデル

LaVie S
5月16日より順次発売

価格:オープンプライス

 NECパーソナルコンピュータ株式会社は14日、2013年夏モデルPCを発表。5月16日より順次発売する。価格はオープンプライス。

 PCならではのクリエイティブな用途や、薄型化のトレンドに則した製品のアップデートを実施。タッチ対応のWindows ストアアプリのプリインストールを増強する一方で、節電機能の「でんき予報連動」は、データ提供会社によるサービスが終了したことから全モデルで非対応となる。

 「LaVie X」、「LaVie M」、「LaVie Y」、「VALUESTAR W」の下位モデル「VW770/LS」は継続。3D立体視対応液晶を搭載したVALUESTAR Wの上位モデル「VW970/LS」は終息。

ノートPC

LaVie S

 15.6型のスリムサイズノートとなる「LaVie S」は、最上位モデルにタッチパネル搭載機をラインナップ。その最上位モデルは、春モデルから2mm薄型化した。下位モデルも1.2mm薄型化している。左右クリックボタンに切り込みのない一体型タッチパッドや、液晶のヒンジ部を目立たないようにするなどのデザイン変更も実施している。

 サイズを従来比38%拡大した大型タッチパッドや、新設計の防滴キーボードも装備。メモリは8GB×1枚を標準搭載とし、空きスロットに8GBを搭載すれば最大メモリ容量の16GBを実現できる構成へ変更している。

 最上位モデルの「LS550/MS」は、CPUにCore i5-3230M(2.6GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 1TB、Intel HM77 Expressチップセット、1,366×768ドット表示対応15.6型フルフラットスーパーシャインビュー LED液晶(タッチパネル搭載)、BDXLドライブ、Windows 8(64bit)、Office Home and Business 2013を搭載して、店頭予想価格は165,000円前後の見込み。

 CPUをCore i3-3120M(2.5GHz、同)、メモリを4GB、HDDを750GB、ディスプレイを非フルフラットへ変更した「LS350/MS」は130,000円前後。LS350/MSからCPUをCeleron 1000M(1.8GHz、同)、DVDスーパーマルチドライブへ変更した「LS150/MS」は110,000円前後の見込み。

 インターフェイスはIEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN(LS150/MSのみIEEE 802.11b/g/n対応)、Gigabit Ethernet、92万画素Webカメラ、SDカードスロット、USB 3.0×4、HDMI出力、音声入出力。

 バッテリ駆動時間はLS550/MSが約3.8時間、LS350/MSが約3.9時間、LS150/MSが約3.1時間。本体サイズ/重量はLS550/MSが379×258×29.9mm(幅×奥行き×高さ)/約2.8kg、LS350/MSとLS150/MSが379×258×27.5mm(同)/約2.5kg。

 本体色は各モデルにルミナスレッド、エクストラホワイト、スターリーブラックをラインナップ。発売はホワイトとブラックが5月16日、レッドのみ5月23日。

LaVie S(LS550/MS)
LaVie S(LS350/MS、LS150/MS)

LaVie E

LaVie E(LE150/M1)

 15.6型のエントリーノート「LaVie E」は2013年春モデルと同一のハードウェアを使用し、ソフトウェアのみLaVie L/Sでプリインストールされる夏モデルと同じものへアップデートされる。発売は5月16日。

 主な仕様はCeleron 1000M、メモリ4GB、HDD 500GB、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 8(64bit)。上位の「LE150/M2」はOffice Home and Business 2013をプリンストールして、店頭予想価格は96,000円前後。下位の「LE150/M1」はOffice Personal 2013をプリインストールして93,000円前後の見込み。

LaVie Z

LaVie Z

 約875gの13.3型Ultrabook「LaVie Z」も、2013年春モデルと同一ハードウェアに、2013年夏モデル向けアプリケーションをプリインストール。発売は5月16日。

 主な仕様は上位モデルの「LZ750/MS」がCore i7-3537U(2GHz、同)、メモリ4GB、SSD 256GB、Windows 8(64bit)、Office Home and Business 2013を搭載し、店頭予想価格は175,000円前後の見込み。

 CPUをCore i5-3337U(1.8GHz、同)、SSD 128GBへ変更した「LZ550/MS」が150,000円前後の見込み。

デスクトップPC

VALUESTAR L

 スリムデスクトップPCと液晶ディスプレイをセットにした「VALUESTAR L」は、第4世代Coreプロセッサ(開発コードネーム:Haswell)搭載予定モデルをラインナップ。

 上位モデルとなる「VL750/MS」は、フロントパネル内側部分を黒く着色した新筐体へデザインを一新。インターフェイスもUSB 3.0×4、USB 2.0×4へ変更されている。ただし、下位モデルの「VL150/MS」は従来と同じ筐体を採用する。

 このほか、下位モデルに付属するディスプレイをLEDバックライトの製品へ変更。この変更により、NECから発売されているPCに搭載または付属する液晶ディスプレイは全てLEDバックライトへ変更された。

 VL750/MSは、第4世代Coreプロセッサ(ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 3TB、BDXLドライブ、1,920×1,080ドット表示対応スーパーシャインビューLED 23型IPS液晶(2W×2スピーカー内蔵)、Windows 8(64bit)、Office Home and Business 2013を搭載して、店頭予想価格は215,000円前後の見込み。

 インターフェイスはGigabit Ethernet、SDカードスロット、USB 3.0×4、USB 2.0×4シリアル、PS/2×2、DisplayPort、ミニD-Sub15ピン、音声入出力。本体サイズは147×414×375mm(同)。発売時期は未定。

 下位モデルのVL150/MSは、CPUをCore i3-3240(3.4GHz、同)、メモリ4GB、HDD 1TB、DVDスーパーマルチドライブ、Intel H61 Expressチップセット、1,440×900ドット表示対応ノングレア液晶(1W×2スピーカー内蔵)、Office Personal 2013へ変更して115,000円前後の見込み。

 インターフェイスはGigabit Ethernet、SDカードスロット、USB 2.0×6、PS/2、DVI-D、音声入出力。本体サイズは220×401×343mm(同)。発売は5月16日。

VALUESTAR L(VL750/MS)
VALUESTAR L(VL150/MS)

VALUESTAR N

VALUESTAR N(VN770/MS、VN570/MS)

 21.5型液晶一体型PCの「VALUESTAR N」は、最上位モデルのメモリ構成を8GB×1枚へ変更。HDDの増量も行なわれている。

 最上位の「VN770/MS」はCore i7-3630QM(2.4GHz、同)、メモリ8GB、HDD 3TB、Intel HM76 Expressチップセット、BDXLドライブ、1,920×1,080ドット表示対応フルフラット21.5型IPS液晶、3波チューナ×2、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、Windows 8(64bit)、Office Home and Business 2013の構成で、店頭予想価格は205,000円前後の見込み。

 「VN570/MS」はCPUをCore i3-3120M(2.5GHz、同)、メモリ4GB、HDD 2TBへ変更して170,000円前後。

 「VN370/MS」はCPUをCeleron 1000M、HDD 1TB、チューナを1基搭載、ディスプレイを非フルフラットタイプ、無線LANをIEEE 802.11b/g/n対応、Office Personal 2013へ変更して135,000円前後。

 VN370/MSからTVチューナを省略した「VN350/MS」は125,000円前後の見込み。

 本体色はクランベリーレッド、ファインホワイト、ファインブラックの3色。発売は5月16日。

(多和田 新也)