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NTT、技術史料館にインターネットの歴史を辿れるコーナーを開設

~日米間TCP/IP接続実験用ルーターなどの実物史料を展示

2月13日 発表

 日本電信電話株式会社(NTT)は、同社が運営するNTT技術史料館内に、NTTがこれまでに取り組んできたインターネット技術を、実物史料や映像で紹介する「インターネットの技術」コーナーを開設した。

 インターネット黎明期から普及期に至る機器類を収集/保存し、同社のこれまでの取り組みやインターネット技術の発展経緯などを展示する。

コーナー全景

 同コーナーでは、“インターネットのはじまり”から“WWWの登場”、“インターネット接続サービスの商用化”、“インターネットアクセス回線の高速化/多様化”、“端末/サービスの多様化”という5つのカテゴリに分類。

 IPパケットが初めて日本から太平洋を横断した際に利用された日米間TCP/IP接続実験用ルーターといった実験的な時代の史料から、OCNサービス開始時に利用されたルーター、初期のiモード端末など、ビジネスとして成立して、普及/高速化に至るまでの57点の史料が展示される。

 NTT技術史料館は東京・武蔵野市のNTT武蔵野研究開発センター内に所在。予約なしで見学できる一般公開は毎週木曜日の13~17時。入場は無料。

(多和田 新也)