2014年10月25日

2014年10月24日

2014年10月23日

楽天、ライト付き電子ブックリーダー「kobo glo」と小型の「kobo mini」

楽天 代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏

11月1日 発表
価格:6,980円〜7,980円



 楽天株式会社は、電子ブックリーダー「kobo」の新製品として、E Inkの6型ディスプレイを採用した「kobo glo」、5型ディスプレイを採用した「kobo mini」を発売すると発表した。さらに、今後新製品として、Android端末の「kobo arc」を投入する計画も明らかにした。

 kobo gloの価格は7,980円。11月1日から予約を開始し、11月15日から出荷。また、kobo miniの価格は6,980円で、12月中旬から出荷する。また、従来から発売しているkobo Touchは、1,000円引き下げ、6,980円を新価格とする。楽天市場や楽天ブックス、家電量販店などで販売する。

●kobo gloとkobo mini
「kobo glo」(右)と「kobo mini」(左)

 kobo gloは、フロントライト機能を搭載し、寝室などの暗い場所でも書籍を楽しむことができるもので、「これまで暗いところでは読めないので電子ブックリーダーの購入をやめていたという人にも適したものになる。また、容量の観点からも、日本で需要が高いマンガを読むのにも適した端末になっている」(楽天 代表取締役会長兼社長 三木谷浩史氏)とする。

 標準搭載の2GBのメモリに加えて、最大32GBのmicroSDカードを利用することで、メモリを拡張。コミックでは約600〜1,000冊、書籍では約3万冊を持ち運ぶことができるという。

 16階調のグレースケールを持つタッチスクリーンの解像度は、758×1,024ドット。筐体サイズは、114×157×10mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は185g。IEEE 802.11b/g/nに対応。1回のフル充電で最大約3万ページ分のページめくりが可能。最長1カ月の持続時間があるという。

 フロントライトの明るさは自由に設定できるほか、光源が直接目に入らない構造としており、さらにモリサワ製日本語フォントと日本語用に最適化した文字レイアウト技術との組み合わせにより、紙の書籍を読むのと同じ感覚で読書ができるという。

 ブラックナイト、ピンクサンセット、ブルームーン、シルバースターの4色を用意している。

 kobo miniは、16階調の5型タッチスクリーンを搭載したモデルで、解像度は600×800ドット。筐体サイズは102×133×10mm(同)、重量は134g。約2GBの内蔵メモリを搭載し、IEEE 802.11b/g/nに対応。1回のフル充電で最大約4万ページ分のページめくりが可能だという。ブラックとホワイトの2色を用意している。

kobo gloとkobo mini kobo gloの主な仕様
kobo gloのバックライトを点灯したところ 手のひらサイズのkobo mini カラーのkobo arcも投入予定

●デバイスのラインナップが拡充で差別化
三木谷社長

 三木谷社長は、「今回の新製品により、競合に比べて、デバイスのラインアップが広がったことが強みになる。kobo Touchを出して感じたのは、日本ではマンガに対する需要が高く、マンガを読んでいただくための容量が必要であるという点。microSDカードによるメモリの拡張は、大きな強みになる。また、プロセッサの性能を25%向上させており、ページをめくるスピードが速くなった。ベータバージョンで飛行機で快適に読むことができた」などとした。

 また、「7型のタブレット端末が数多く出ているが、この市場での勝算がある。タブレット端末と比べて、軽いのが電子ブックリーダーの特徴となる。PCとタブレット端末の違いほど、タブレット端末と電子ブックリーダーには違いがある。タブレット端末は、ゲームや映画、音楽での利用が中心になる。『白黒端末』としての特徴を活かしたい。欧米では70%の人が白黒端末とタブレット端末を使い分けており、日本でも同様の市場を作りあげたい」などとした。

 また、今年7月に発売したKobo Touchの動向について説明。「Kobo Touchは読書離れに歯止めをかけ、出版業界への貢献を目的に投入したものであり、Koboの1人あたりの読書量は、他の国の2倍になっている。Koboは日本の電子書籍の扉を開いた。出版社においても、電子書籍事業を強化しており、市場は一層活性化する。また大学への寄付などへの取り組みも計画している。koboは、すべての人に読書を楽しんでもらうことを目的に、読書革命を掲げている。デバイスやコンテンツなどのさまざまな進化により、これを達成したい」などとした。

 ユーザビリティの向上としては、Wi-Fiによるセットアップをはじめとして操作性を高めたほか、コンテンツの拡充では、国内65,000冊、海外のコンテンツで275万点を用意していることを強調。今後、Androidアプリケーションや、iOSアプリケーションも提供していくことになる。

 年内に20万コンテンツの品揃えを目標にしていることについては、「現時点で65,000コンテンツ。1万冊単位で増えていくものもあり、うまくいけば20万に到達する。EPUB3は、今後の標準になっていくと考えており、いまは時間がかかっているが、品揃えは広がっていくことになる」とした。

 また、100万台の端末の販売目標については、「100万台は、社内の夢として掲げたものであり、この数字には到達しない」などと語った。

 一方で、「3Gモデルについては現時点では回答できない。イー・アクセスとの関係についても今後どうなるかわからないが、Super Wi-Fiは促進したい。また、ArcはオープンなAndroid端末であり、その点がKindle Fireとは異なる」などと語った。

kobo Touchの投入 koboの世界展開 koboの世界展開
microSDカードによる容量拡張 世界と日本のコンテンツ 出版社各社との集合写真

(2012年 11月 1日)

[Reported by 大河原 克行]