デル、13,980円からの広視野角フルHD液晶ディスプレイ
〜“ウルトラワイド”の29型も年末までに投入

S2240L



 デル株式会社は20日、メインストリーム向け液晶ディスプレイ「S」シリーズを一新し、発売した。

 従来はLEDバックライトでTNパネルを採用していたが、新製品はLEDバックライトで広視野角のIPSまたはVAパネルとなった。また、新たに1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応の27型モデルを追加した。

 ラインナップおよび価格は、21.5型/IPSパネルの「S2240L」が13,980円、23型/IPSパネルの「S2340L」が15,980円、24型/VAパネルの「S2440L」が19,980円、27型/IPSパネルの「S2740L」が29,980円。

S2340L S2440L S2740L
製品解説を行なった同社 マーケティング統括本部 コンシューマ&SMB製品マーケティング本部 ブランドマネージャー 倉本祐介氏

 全製品共通で、グレアパネル、狭額縁ベゼル、表面一体型の光沢ガラスを採用。色のコントラストを高める「Image Enhance」機能を備える。また、従来モデルと比較して消費電力を最大20%低減したという。

 主な仕様は、解像度がフルHD、表示色数が1,670万色、視野角が上下/左右ともに178度。応答速度とコントラスト比は、S2440Lのみが6ms/5,000:1で、残り3モデルが7ms/1,000:1。輝度はS2740Lのみが270cd/平方mで、残り3モデルが250cd/平方mとなっている。

 インターフェイスは共通でミニD-Sub15ピンとHDMIを備え、S2740Lはこれに加えてDVI-Dと2ポートのUSB Hubを備える。

 本体サイズおよび重量は、S2240Lが499.1×175.8×380.2mm(幅×奥行き×高さ)/3.69kg、S2340Lが532.2×175.8×398.9mm(同)/3.91kg、S2440Lが567.4×190.8×417.9mm(同)/4.95kg、S2740Lが641.9×215.8×458.7mm(同)/5.28kg。


新製品の位置づけ 新製品の主な仕様
発表会で展示された新製品 S2240L S2340L
S2440L S2740L
操作系は本体右側面にまとめられている 電源はACアダプタを利用する

 9月20日から10月19日までの期間、新ディスプレイ発売記念キャンペーンを開催。期間中に上記の4モデルをデルのオンラインで購入したユーザーに対して抽選し、harman/kardon製スピーカー「GLA-55」が1名、「SoundSticks Wireless」が2名、「SoundSticks III」が10名に当たる。

ディビッド デン氏

 20日に都内で開かれた製品発表会では、同社 ソフトウェア&周辺機器グループ 統括本部長のディビッド デン氏が挨拶。「デルは法人向けと個人向けに、ユーザーのニーズに合わせて製品を多数展開しており、ワークスタイルやライフスタイルを支えてきた。その中でも、プロジェクタやディスプレイ、プリンタなどの周辺機器は、ユーザーのクリエイティビティの実現を支えてきた重要な位置づけである」と語った。

 デルの日本における液晶ディスプレイ販売実績は、IDC調査によると過去5年にわたって約14〜15%のシェアでトップを維持しており、2012年に関しても第1、第2四半期ともに1位を獲得。しかし、20%までまだまだ伸びしろがあるとし、それに対する施策を実行していくという。

 その第1弾が今回の新しいコンシューマ向けSシリーズの投入。広視野角パネルを採用しながら低価格化を図り、最近の他社の低価格帯ディスプレイに対抗しうるスペックを揃えた。また、現在デルのディスプレイは直販のみだが、今後はチャネルを拡大して店頭でも展開する。さらに、デルだから実現できるプロジェクタやプリンタなどの周辺機器との相乗効果も目指す。

 さらに2012年末までには、“ウルトラワイドモデル”と称する「U2913WH」も投入する。解像度などのスペックは一切明らかにされなかったが、発表会で展示された製品を見る限り、シネマスコープ(12:5)に近いアスペクト比を持つとみられる。

 新製品はいずれも地球の環境に配慮した取り組みを行なっており、ヒ素使用率0%ガラスと水銀使用率0%を謳う。EPEAT Gold/Silver、ENERGY STAR、CECPへの準拠、TCO認定も取得した。また、2011年度は日本において約13,000台のディスプレイを回収し、約47トンを資源として再利用した。日本においては、ディスプレイメーカーとしてこれらの取り組みも重要になると述べた。


デル製品のポートフォリオ 周辺機器のポートフォリオ デルのディスプレイのシェア推移
デルの次のステップ 環境に向けた取り組み
発表会で展示されたウルトラワイドのU2913WH インターフェイスは、ミニD-Sub15ピン、DVI-D、HDMIのほか、DisplayPort×2、Mini DisplayPort、USB Hubなども見える

(2012年 9月 20日)

[Reported by 劉 尭]