ソニーは、電子書籍システムReaderの閲覧アプリケーション「Reader for Xperia」を、自社のAndroid端末「XPERIA」用に無償公開すると発表した。公開先はGoogle Playで、予定は6月末。
NTTドコモの夏モデルのXPERIAにはプリインストールされる。ソニー製以外のAndroidスマートフォンには、2012年秋対応予定。
Reader Storeで購入した電子書籍/コミックが閲覧できるソフトウェア。動作環境はXperiaのAndroid 2.3以降。Reader Storeで購入する際の決済手段はクレジットカードとソニーポイントで、キャリア課金は使用できない。
専用端末であるReaderの持つ機能のうち、辞書機能とGoogle/Wikiリンクは使用できない。また、Tablet版と異なり、雑誌は閲覧できない。
本の検索は従来のジャンル別検索と筆者/出版社検索に加え、絞り込み検索が可能となった。例えば、「コミック」→「青年」→「モーニング」のように、少しずつ絞り込んで目的の本を探すことができる。
ユーザーインターフェイスは、シンプルでコンテンツの読みやすさを重視した。本文用フォントは筑紫明朝体を使用する。また、コミックは、縦横いずれでも閲覧できる。
すでにReader Storeで購入済みの書籍/コミックは、Reader Storeから改めてダウンロードすることで閲覧できる。アプリ上で「最近追加した書籍」を横スクロール表示で9冊表示でき、買った本が探しやすくなっている。
なお、Reader Storeで購入するコンテンツの内容は、専用端末/Tablet/Xperiaを問わず共通になっており、端末の液晶サイズなどによって解像度を選択する必要はない。
コミック閲覧画面 | Reader Storeトップ画面 | ライブラリー画面 |
(2012年 6月 11日)
[Reported by 伊達 浩二]