株式会社アスクは、MSI製のファン配置を3パターンに変更できるRadeon HD 7770ビデオカード「R7770 TransThermal OC」を5月31日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16,800円前後の見込み。
カード上に1基のファンがあらかじめ装着されているほか、もう1基の90mm角ファンが付属するビデオカード。単体のままでも「シングルファンモード」として使用可能だが、1基目のファンを前面にずらして、後部に2基目のファンを追加する「デュアルファンモード」、1基目のファンの上に2基目を重ねてエアフローを強化する「ダブルエアフローモード」の2パターンを選択できる。前者では基板上のコンポーネントの冷却を改善し、後者ではよりGPU冷却を強化できるという。
シングルファンモード | デュアルファンモード | ダブルエアフローモード |
また、PC起動後の数秒間、ファンを逆回転させることでヒートシンクに溜まったホコリを除去できる「ダストリムーバブルテクノロジ」に対応するほか、独自のオーバークロックユーティリティ「Afterburner」をサポート。GPUに加えて、メモリ、PLLの電圧も調整可能な「トリプルオーバーボルテージ」をサポートする。
主な仕様は、SP数が640基、コアクロックが1,100MHz、メモリがGDDR5で、容量が1GB、クロックが4.5GHz相当。補助電源はPCI Express用6ピン×1。ディスプレイインターフェイスはDisplayPort、HDMI、Dual Link対応DVI-I。
本体サイズは220×110×38mm(幅×奥行き×高さ)だが、デュアルファンモードでは幅が260mmとなり、ダブルエアフローモードでは高さが57mmとなる。
(2012年 5月 24日)
[Reported by 劉 尭]