米AMDは14日(現地時間)、ミドルレンジGPU「Radeon HD 7770」と「同7750」を発表した。
「Radeon HD 7750」 |
いずれも、上位モデルである「Radeon HD 7900」シリーズと同じ28nmプロセスの「Graphics Core Next」アーキテクチャを採用。7770はGPUで初めて標準コア周波数が1GHzに達した。ただし、SP数は7900シリーズから大きく削減され、500~600基程度に留まり、ダイはトランジスタ数15億の「Cape Verde」と呼ばれるものが採用されている。
7770の主な仕様は、SP数が640基、コアクロックが1GHz、テクスチャユニット数が40基、ROP数が16基。メモリはGDDR5 1GBで、クロックが4.5GHz、インターフェイスは128bit。消費電力は最大80W。補助電源は6ピン。
カード厚は2スロット。ディスプレイインターフェイスは、DVI、HDMI、miniDisplayPort×2。
7750の主な仕様は、SP数が512基、コアクロックが800MHz、テクスチャユニット数が32基、ROP数が16基。メモリはGDDR5 1GBで、クロックが4.5GHz、インターフェイスは128bit。消費電力は最大55W。補助電源コネクタはない。
カード厚は1スロット。ディスプレイインターフェイスは、DVI、HDMI、DisplayPort。
なお、7700シリーズと7900シリーズの中間製品として、コードネーム「Pitcairn」と呼ばれるものが近日発表予定とされている。
(2012年 2月 15日)
[Reported by 若杉 紀彦]