NVIDIA、デュアルGPUの「GeForce GTX 690」を発表
〜ゲームの最適設定を自動化するクラウドツールも

「GeForce GTX 690」

4月29日(中国時間)発表



 米NVIDIAは、中国・上海で開催中のゲーマーイベント「NVIDIA Game Festival」でデュアルGPU「GeForce GTX 690」を発表した。

NGFで基調講演を行なうジェン・スン・フアンCEO

 GeForce GTX 690は、これまでの最上位GPUであるGeForce GTX 680相当のチップを2基搭載したビデオカード。GeForce GTX 680の2倍のグラフィックス性能を実現しながら、冷却性能においても注力。それぞれのGPUにベイパーチェンバー式ヒートシンクを設置し、クロムメッキ処理したアルミ素材のハウジング、3,000rpmのファンなどを採用し、47dBAと、GeForce GTX 680 2枚(51dBA)より静音性を実現した。

 SP数は3,072基(680は1,536基)、ベースクロックは915MHz(同1,006MHz)、GPU Boostクロックは1,019MHz(同1,058MHz)、メモリは512bit接続のGDDR5 4GB(2GB×2)で、クロックは6GHz(同6GHz)。電源は8ピン×2。TDPは300W。

 このほか、電源が10フェーズでオーバークロック耐性が高いこと、基板が10層であること、カード側面のロゴが電源投入で緑に光ること、2枚差しにより4GPUが可能なことなどが明らかになっている。インターフェイスはPCI Express 3.0、ディスプレイインターフェイスはデュアルリンクDVI×3、Mini DisplayPort 1.2。

 5月3日より限定出荷を、5月7日より本格出荷を開始する。価格は999ドル。

 また、同社製GPUを活用するためのクラウドベースのユーティリティ「GeForce Experience」も発表された。これは、ユーザーのPCのCPU、GPU、OS、ドライバ、マザーボードなどのシステム構成情報を同社のクラウドに送信し、クラウド側で、ユーザーがプレイするゲーム毎に最適な設定を割り出し、ユーザーのPCに自動的に適用するというもの。

 たとえば、GPUの設定1つとっても、NVIDIA Control Panelには、テクスチャやアンチエイリアスなど無数の設定があるが、GeForce Experienceを利用することで、設定が自動化されるだけでなく、フレームレートと画質も最善のものになるという。6月6日よりベータ版を提供開始する。

GeForce GTX 690のSLI構成 カードの側面は緑に光る
カードの内部構造 NGFでは抽選で当たった観客に、世界初のGeForce GTX 690がプレゼントされた

【14:15】クロックなどの詳細追記。

(2012年 4月 29日)

[Reported by 若杉 紀彦]