インテル、PCIe x8接続で最大リード2GB/secのSSD「910」

Intel SSD 910シリーズ

2012年半ば 量産出荷
1,000個ロット時の単価:
400GBモデル:162,490円
800GBモデル:325,060円



 インテル株式会社は、PCI Express x8接続のデータセンター向け高速SSD「Intel SSD 910」シリーズを発表した。現在サンプル出荷中で、量産出荷は2012年半ばの見込み。

 容量ラインナップおよび1,000個ロット時の単価は、400GBモデルが162,490円、800GBモデルが325,060円。

 データセンターなどのパフォーマンスアプリケーション向けのSSD。独自の高耐久性技術と25nmプロセスを採用したMLC型NANDフラッシュメモリを搭載し、標準的なMLC方式のフラッシュ製品の約30倍の耐久性を実現。

 これにより、約5年間にわたり最大1日10回、ドライブ全域へ書込みができるという。総書込み容量は400GBモデルが7PB(ペタバイト)、800GBモデルが14PB。

 インターフェイスは同社製SSDで初めてPCI Express x8(2.0)を採用。最大シーケンシャルリード速度は、400GBモデルが1GB/sec、800GBモデルが2GB/sec。最大シーケンシャルライト速度は、400GBモデルが750MB/sec、800GBモデルが1GB/secに達する。

 最大ランダムリードIOPSは、400GBモデルが9万、800GBモデルが18万、最大ランダムライトIOPSは、400GBモデルで38,000、800GBモデルで75,000となっている。

 写真を見る限り、本体は3層構造となっている。本体サイズは69×168×19mm(幅×奥行き×高さ)、重量は400GBモデルが125g、800GBモデルが190g。


(2012年 4月 13日)

[Reported by 劉 尭]