カシオ、スクロールパッドを備えた電子辞書「エクスワード」
~コンテンツカードが2枚使えるダブルカードスロット

プロフェッショナルモデル「XD-D10000」

1月24日から順次発売
価格:オープンプライス



液晶右側に新設された「スクロールパッド」

 カシオ計算機は、電子辞書「エクスワード」シリーズをフルモデルチェンジし、18機種を1月24日から順次発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は26,800円から84,800円の見込みで、3~4万円台が中心。

 今回の新筐体では、液晶右側に「スクロールパッド」が増設された。パッド部分に触れて、指でなでることでスクロールを行なう。また、パッドの両端部分を押すとページ単位でスクロールする。

 コンテンツを増設するためのカードスロットが2つになり、コンテンツを追加するためのカードが2枚同時に使用できるようになった。コンテンツカードは30種類が用意される。

 ボディの配色は、前モデルのシンプルなパステル調から、メニューボタンをメタル調の光る部品にするなど高級志向のデザインに変更された。ボディの表面もザラッとしたテクスチャー系から、スムーズで光沢のあるタイプに変更されている。テクスチャータイプは、高校生モデルの一部にのみ残された。

小学生モデル「XD-D2800」

 機種構成は、総合系がプロフェッショナル/ビジネス/生活・総合/家庭・実用の4機種、学生系が高校生/中学生/小学生の3機種、外国語系が英語/ドイツ語/フランス語/中国語/イタリア語/スペイン語/韓国語/ロシア語/ポルトガル語の9機種、医学系がハイエンド/スタンダードの2機種となっている。

 コンテンツの改良点として、辞書の種類を選ばずに、一括で検索できる「かんたんサーチ」が導入された。図鑑類の図からの検索や地図からの検索も可能となっており、求めるデータに近づきやすくなったという。内蔵コンテンツ数は、小学生モデルの50から総合系プロフェッショナルモデルの170に及ぶ。

 また、NHKラジオ英会話(2009年版)の搭載機種が拡大され、総合系プロフェッショナルモデルと小学生向けモデルを除く全機種に搭載される。例文の音声も再生できるため、リスニングの練習にも向いているという。

(2012年 1月 11日)

[Reported by 伊達 浩二]