OCZ、“HDDキャッシュ”向けのSSD「Synapse」など

Synapse 2.5" SSDシリーズ

2012年1月より順次発売
価格:オープンプライス



 株式会社アスクは、OCZ Technology製のHDDキャッシュ向けSSD「Synapse 2.5" SSD」シリーズを2012年1月より発売する。価格はオープンプライス。対応OSはWindows 7。

 物理容量が64GBのモデルと、128GBのモデルを用意。店頭予想価格は前者が15,000円前後、後者が25,000円前後の見込み。ただし本製品では経年使用による性能劣化を防ぐために、容量の半分が予備領域として確保されており、実容量は前者が32GB、後者が64GBとなる。

 Dataplexのキャッシングソフトウェアに対応し、HDDと組み合わせて使用することで、HDDのキャッシュメモリとして動作。同ソフトウェアは自動的にユーザーが頻繁にアクセスするデータを分析し、SSDに置くことでシステム性能を向上させる。なお、ライセンスキーは付属するが、ソフトウェアはユーザーが別途ダウンロードする必要がある。

 SSDとしては、コントローラにSandForceのSF-2281を採用。リード速度は最大550MB/sec、ライト速度は最大490MB/sec。4Kランダムリードは64GB(32GB)モデルが10,000IOPS(40MB/sec)、128GB(64GB)モデルが19,000IOPS(75MB/sec)、4Kランダムライトはそれぞれ75,000IOPS(300MB/sec)、80,000IOPS(320MB/sec)となる。採用NANDは2xnmクラスのMLCタイプ。

 本体サイズは98×69.9×9.1mm(幅×奥行き×高さ)。

 このほか、PCI Express x4バス用のSSD「RevoDrive3」のIOPSを135,000以上に引き上げた「RevoDrive3 Max IOPS PCI-Express SSD」シリーズ、「RevoDrive3 X2」のIOPSを230,000以上に引き上げた「RevoDrive3 X2 Max IOPS PCI-Express SSD」シリーズも同時発売する。

 価格はいずれもオープンプライスで、容量および価格は、前者の120GBモデルが5万円前後、240GBモデルが74,000円前後、480GBモデルが16万円前後、後者の容量240GBモデルが83,000円前後、480GBモデルが18万円前後、960GBモデルが37万円前後の見込み。

RevoDrive3 Max IOPS PCI-Express SSDRevoDrive3 X2 Max IOPS PCI-Express SSD

(2011年 12月 21日)

[Reported by 劉 尭]