マスタードシード株式会社は、ASRock製のIntel X79 Express搭載マザーボード4モデルを11月14日より順次発売する。価格はすべてオープンプライス。
4モデルともにチップセットクーラーにファン付きの「X-FAN」を採用。高負荷で温度が高い時のみファンが回転する仕組みで、静音性と安定性を両立させた。BIOSアップデート中に停電しても、復帰後に自動的にアップデートを完了させる「Crashless BIOS」、UEFI BIOS上でシステム状態をチェックできる「UEFI System Browser」などの機能も備える。メモリ上に仮想ディスクを作成するソフト「XFast RAM」が付属する。
また、全モデルともにデジタルPWM、POSTコード表示の7セグメントLED「Dr. Debug」、休止状態時にLEDをOFFにする「Good Night LED」、USBの充電速度を40%向上させる「XFast Charger」、インターネットアプリケーションの優先順位を設定し応答速度を向上できる「X-Fast LAN」、USBの転送速度を高速化する「XFast USB」などの機能を搭載。PCI Express x16スロットを複数本搭載し、NVIDIA SLIとAMD CrossFireXをサポートする。
「X79 Extreme9」はATXフォームファクタの最上位モデル。11月中旬発売予定で、店頭予想価格は未定。
シリーズ内で唯一、サウンド機能とネットワーク機能を搭載した専用のアドオンカード「ASRock Gamer Blaster」を添付。同カードにはCreativeの新しいクアッドコアサウンドDSP「Core3D」を採用し、THX TruStudio PRO、EAX、Crystal Voiceなどの機能が利用できる。ネットワーク機能にはBroadcomのGigabit Ethernetコントローラ「BCM57781」を搭載。オンボードも同型番のコントローラを搭載し、2つあわせてチーミング構成に設定できる。
PWMはV16+2フェーズで、メモリスロットはDDR3×8。拡張スロットはPCI Express x16×5、同x1×1。ストレージインターフェイスは、SATA 6Gbps×8、SATA 3Gbps×4、eSATA 6Gbps×2。バックパネルインターフェイスは、USB 3.0×4、USB 2.0×6、IEEE 1394、Gigabit Ethernetなどを備える。
X79 Extreme7 |
「X79 Extreme7」はATXフォームファクタの中位モデル。発売時期/店頭予想価格ともに未定。
メモリスロットを6基搭載しながら、クアッドチャネルのメモリアクセスが可能というモデル。3チャネルのLGA1366プラットフォームからのアップグレードに好適としている。
PWMはV12+2フェーズ。拡張スロットはPCI Express x16×5、PCI×1。ストレージインターフェイスは、SATA 6Gbps×7、SATA 3Gbps×4、eSATA 6Gbps×1。バックパネルインターフェイスはUSB 3.0×4、USB 2.0×6、IEEE 1394、Gigabit Ethernet×2、音声入出力などを備える。
「X79 Extreme4」はATXフォームファクタの下位モデル。11月14日発売で、店頭予想価格は23,980円前後の見込み。
電源フェーズはV6+2、メモリスロットは4基に減らされている。拡張スロットはPCI Express x16×3、同x1×2、PCI×2。ストレージインターフェイスは、SATA 6Gbps×5、SATA 3Gbps×4、eSATA 6Gbps×1。バックパネルインターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0×6、IEEE 1394、Gigabit Ethernet、音声入出力などを備える。
「X79 Extreme4-M」はmicroATXフォームファクタのモデル。11月14日発売で、店頭予想価格は22,980円前後の見込み。
Extreme 4と同様、電源フェーズはV6+2、メモリスロットは4基。拡張スロットはPCI Express x16×3、PCI×1。ストレージインターフェイスは、SATA 6Gbps×3、SATA 3Gbps×4、eSATA 6Gbps×1。バックパネルインターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0×6、IEEE 1394、Gigabit Ethernet、音声入出力などを備える。
X79 Extreme4 | X79 Extreme4-M |
(2011年 11月 14日)
[Reported by 劉 尭]