LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社は、裸眼立体視対応の20型ワイド液晶ディスプレイ「D2000N-PN」を10月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13万円前後の見込み。

　左眼と右眼の視差を利用した視差バリア方式の3D立体視対応液晶。視差バリアは3Dモード時のみに機能し、通常時は2Dの表示が可能。また、視聴者の位置をリアルタイムで追跡し、視聴角度と距離から自動的にバリアの表示を最適化する「ヘッドトラッキング機能」を備える。

　なお、裸眼3D立体視は付属の専用ソフト「TriDef」で3Dに変換する必要がある。この仕組み上、Blu-ray 3DやBlu-ray Disc、3D対応AV機器/ゲーム機の接続には対応しない。

　パネルはLEDバックライトを搭載し、消費電力を22Wに抑えた。また、液晶パネルの開口率を上げる技術を採用し、輝度低下を抑えながら消費電力を本来の約14%削減できたという。

　主な仕様は、解像度が1,600×900ドット、表示色数が約1,670万色、中間色応答速度が5ms、輝度が250cd/平方m、コントラスト比が1,000:1(最大500万:1)、視野角が3D時上下40度/左右50度、2D時上下160度/左右170度。

　インターフェイスはDVI-DとHDMIの2系統。本体サイズは475.8×166.4×367.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.6kg。