ブラザーは、家庭用インクジェット複合機「MyMio」(マイミーオ)シリーズ7モデルを9月中旬より順次発売する。価格はオープンプライス。
ノズル解像度とノズル数を2倍にした新ヘッドと、1枚目の排紙時に2枚目の給紙を開始する連続給紙機構の搭載(MyMio Freeを除く)により、画質を向上しながら、印刷の高速化を実現。
また、上位系の自動給紙装置(ADF)付きモデルでは、本体サイズをほとんど変えることなく、自動両面印刷と、光学ディスクのレーベル印刷に加え、自動両面コピーとレーベルコピー機能を追加。下位系モデルでは、液晶画面の右半分だけをタッチに対応させたことで、全機種がタッチ操作可能となった。従来機種で好評だった、前面操作は踏襲している。
このほか、Evernote、Picasa、Facebook、Flickrなどに直接アクセスして、スキャンした書類を共有したり、Google Cloud Printに対応(いずれも12月の予定)するなど、クラウド連携を高めている。
フルスペックモデルとなる「DCP-J925N」は9月中旬発売で、店頭予想価格は25,000円前後。最大印刷解像度は6,000×1,200dpi、印刷速度はカラー10ipm/モノクロ12ipm、インクは4色独立(顔料系ブラック+染料系カラー)、最小インクサイズは1.5pl、スキャン解像度は2,400×2,400dpi、センサーはCIS。自動両面対応のADFを搭載。給紙枚数は下段トレイが100枚、上段トレイが20枚。
インターフェイスは、USB、Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、メモリカードスロットを装備。本体サイズは405×378×180mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約9.3kg。
「MFC-J825N」はDCP-J925Nにファックス機能を加えたモデルで、発売は9月中旬、店頭予想価格は28,000円前後。
「MFC-J955DN」は、MFC-J825Nに電話機能を付加し、コードレス電話子機を1台、「MFC-J955DWN」は2台添付したモデルで、発売は10月中旬、店頭予想価格は順に45,000円前後、53,000円前後。スキャン解像度は1,200×2,400dpi。
「MFC-J825N」 | 「MFC-J955DN」 | 「MFC-J955DWN」 |
「DCP-J525N」は、DCP-J925Nから、印刷速度をカラー8ipm/モノクロ10ipmに、スキャン解像度を2,400×1,200dpiに落とし、ADF、両面印刷機能、Ethernet、メモリカードスロットなどを省略したモデル。発売は9月中旬で、店頭予想価格は17,000円前後。
本体サイズは405×378×160mm(同)、重量は約8.7kg。
「MFC-J705D」は、ファックス機能とコードレス電話子機が1台つくモデル。最大印刷解像度は6,000×1,200dpi、印刷速度はカラー10ipm/モノクロ12ipm、インクは4色独立(顔料系ブラック+染料系カラー)、最小インクサイズは1.5pl、スキャン解像度は1,200×2,400dpi、センサーはCIS。給紙枚数は下段トレイが100枚、上段トレイが20枚。
「MFC-J705DW」はコードレス電話子機を2台添付したモデルで、いずれも発売は10月中旬、店頭予想価格は順に28,000円前後、36,000円前後。
本体サイズは475×378×160mm(同)、重量は約8.1kg。
「DCP-J525N」 | 「MFC-J705D」 | 「MFC-J705DW」 |
「MFC-J855DN」、「同DWN」はMFC-J850DN/DWNの、「MFC-J805D」、「同DN」はMFC-J800D/DWの後継モデル。従来モデルから大きな変更はないが、フラットベッドデザインが変わり、MFC-J805D/DWはPCファックス機能が送信のみから送受信に改善された。発売は10月で、店頭予想価格は順に、38,000円前後、46,000円前後、34,000円前後、42,000円前後。
「MFC-J855DN」 | 「MFC-J855DWN」 |
「MFC-J805D」 | 「MFC-J805DN」 |
(2011年 9月 6日)
[Reported by 若杉 紀彦]