SATA-IO、組み込み向けの「SATA μSSD」規格を策定

「SATA μSSD」を採用したSanDiskの「iSSD」

8月9日(米国時間) 発表



 The Serial ATA International Organization(SATA-IO)は9日(米国時間)、組み込み向けSSDの規格「SATA μSSD」を策定したと発表した。

 1チップにSATAインターフェイスまでを内蔵した組み込み向けの規格で、BGAパッケージの製品に適している。マザーボード上に直付けすることで省スペース化や低価格化、高性能を実現できるという。

 SATA μSSDに準拠した製品は、SanDiskから「iSSD」ブランドで同日発表された。容量は8GB~128GBまでをラインナップし、8GB~32GBモデルの本体サイズは16×20×1.2mm(幅×奥行き×高さ)。64GBモデルの高さは1.4mmとなり、128GBモデルの高さは1.85mmとなる。最大リード速度は450MB/sec、同ライト速度は160MB/secという。

 また、SATA-IOは、PCI ExpressインターフェイスにSATAのソフトウェアインフラストラクチャを組み込み、PCI Express 3.0でSATAを利用可能にする「SATA Express」を2011年末までに策定すると発表した。これにより、8Gbpsと16GbpsのSATAデバイスを低価格で実現できるという。

(2011年 8月 10日)

[Reported by 劉 尭]