NVIDIA、VIAもBAPCoから脱退



 米AMDは21日(米国時間)付けで、「SYSmark」の開発を行なう「BAPCo」からの脱退を表明したが、23日までに米NVIDIAと台湾VIA Technologiesも脱退していることが分かった。

 NVIDIAでは、脱退したことについては認めているが、その理由については明らかにしていない。また、VIA Technologiesについては詳しいことは分かっていないが、日本時間の22日午前中はまだBAPCoの加盟者リストに入っていたが、夕方までにリストからその名前が消えていた。

 これで、BAPCo加盟者の中でx86向けCPUおよびGPUを作っているのはIntel 1社だけになった。

【18:15追記】

 VIAも取材に対して、BAPCoからの脱退を認めるとともに、次のような声明を出した。「我々はSYSmark 2012とEEcoMark 2.0は、実際のPCの利用形態と負荷を正しく反映しておらず、これ以上この組織に残ることはできないと判断した。我々は、PCの実性能を計測する公平で客観的なベンチマークを開発する上で、業界がよりオープンで透明な手順を採用することを期待するとともに、我々とこのビジョンを共有できる企業と協業していく所存である」。

(2011年 6月 23日)

[Reported by 若杉 紀彦]