エプソンダイレクトは、ミドルタワーPC「Endeavor Pro5000」の受注を開始した。
Intel P67 Expressチップセット(コードネーム:CougerPoint)をベースにした製品で、Pro4700の後継機種にあたる。デスクトップPCのラインナップでは上級のProシリーズに属し、デスクトップPC全体の中でもPro7000に次ぐ2番目に位置する。
本体前面は新しいデザインとなり、エッジを際立たせたシャープな形になった。単なるデザインの変更ではなく、従来機種では露出していたフロントアクセスベイの鍵穴をダミーカバー内に移動してセキュリティ性を高めるなど、実用性も向上している。ケースのベイも、5インチベイが2個、3.5インチベイは5個(シャドー4個、オープン1個)と余裕がある。
また、マザーボード上に拡張スロットを多数装備しているのが特徴で、PCI×3、PCI Express x16×2、PCI Express x4×1、PCI Express x1×1を装備している。全スロットで、フルサイズ(全長312mm)の拡張ボードが装着できる。
ネットワーク関係では、独立したPHYとしてIntel 82579Vを搭載しており、大きな負荷に耐える仕様となっている。
CPUは、第2世代Core iシリーズからBTOで選択できる。また、ビデオカードはATI/NVIDIAの両方で、コンシューマ向けと業務向けの各製品が用意される。
メモリスロットは4個で、最大容量は16GB。ストレージは通常のHDDのほか、SATA 3.0対応のSSDでRAID 0構成を取ったり、HDDによるRAID 1/10など多彩な組み合わせができる。また、光ドライブやOSもBTOによる選択肢が用意される。
最小構成は、Core i3-2100(3.1GHz)、Radeon HD 5450(512MB)、2GBメモリ、250GB HDD、DVD-ROM、キャリングハンドル、Windows 7 Home Premiumの組み合わせで、価格は106,680円。
(2011年 5月 17日)
[Reported by 伊達 浩二]