ブラウザベースのノートPC「Chromebook」がAcerとSamsungから登場

SamsungのChromebook

5月11日(現地時間)発表



 米Googleは11日(現地時間)、Chrome OSを搭載したノートPC「Chromebook」がAcerおよびSamsungから今夏発売されると発表した。

 Chrome OSは、GoogleのWebブラウザであるChromeを核としたOS。当然そのサイズもコンパクトであるため、電源を入れて8秒で起動する。また、OSは自動更新され、随時より高速化されるという。

AcerのChromebook

 動作するアプリケーションは、すべてWebアプリケーションとなるが、同社ではHTML5により今後従来のアプリケーション以上のことができるようになるとしている。各種マルチメディアコンテンツも扱うことができ、個人の写真や音楽、動画などはすべてクラウドに保存されるので、Chromebookを買い換えたり紛失したりしても、データを失うことがない。また、強固なセキュリティを確保しているので、アンチウイルスなどのソフトは不要だとしている。

 まずは米国、英国、フランス、ドイツ、オランダ、イタリア、スペインで6月15日より発売され、追ってその他の国にも展開される。

 Samusng製品は、デュアルコアAtom、1,280×800ドット表示対応12.1型液晶、Wi-Fi、3G(オプション)、USB 2.0×2、メモリカードスロット、Webカメラ、ミニD-Sub15ピンなどを装備し、重量は1.48kg。バッテリ駆動時間は8.5時間。

 Acer製品は、デュアルコアAtom、11.6型液晶、Wi-Fi、3G(オプション)、USB 2.0×2、メモリカードスロット、Webカメラ、HDMI出力などを装備し、重量は1.34kg。バッテリ駆動時間は6時間。

(2011年 5月 12日)

[Reported by 若杉 紀彦]