ダイヤテック株式会社は、キーの前面に刻印を施したFILCOブランドのキーボード「Majestouch BLACK(マジェスタッチ ブラック)」を5月12日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はフルキータイプが12,800円前後、テンキーレスタイプが11,800円前後の見込み。

キー刻印を前側面に施した

　キーキャップの刻印をトップではなく、手前側面に施すことで、上部から見て無刻印キーボードのように見えるデザインとした。LEDインジケータ部の印字も省いた。印字部分が直接に触れることがなく、指の摩擦による印字薄れや剥離の問題を解消するという。「タッチタイピングに自信がある方や、無刻印キーボードは格好良いけどハードルが高いと思っている、ミドルクラス以上のユーザーに最適な製品」としている。

　ハードウェア面では、新基板にFR-4の2層基板を採用し、全スイッチ端子のスルーホールを半田で固定し、打鍵時に発生する負荷と振動を鉄板だけでなく基板にも逃がすことで、耐久性を高めるとともに、雑味の少ない打鍵感を実現したという。また、Nキーロールオーバー機能をサポートした。

　キー配列は、日本語108キーの「FKBN108」と、91キーの「FKBN91」の2種類を用意。キースイッチはそれぞれにCherry製のMX茶軸(tactile fell、型番末尾:M/NFB2)、MX黒軸(linear、ML/NFB2)、MX青軸(click tactile、MC/NFB2)の3種類が用意される。キーピッチは19mm、ストロークは4±0.5mm。

　インターフェイスはUSBで、USB→PS/2変換コネクタが付属。ケーブル長は1.5m。本体サイズおよび重量は、フルキータイプが440×138×35.8～49.5mm(幅×奥行き×高さ)/1.2kg、テンキーレスタイプが356×135×33～44mm(同)/980g。前面印刷タイプのWindowsキー(標準はトップ刻印)と引きぬき用具「FILCO Key Puller」が付属する。