AMD、800SP搭載のRadeon HD 6790

「Radeon HD 6790」

4月5日(現地時間)発表



 米AMDは5日(現地時間)、DirectX 11対応のミドルレンジGPU「Radeon HD 6790」を発表した。国内でも搭載カードが各社から即日発売され、店頭予想価格は17,000円前後の見込み。

 Radeon HD 5770と同HD 6850の中間に位置付けられる製品。実際、コアアーキテクチャはVLIW5のBartsで、SP数は800基、クロックは840MHz、テクスチャユニット数は40基、ROP数は16基、メモリはGDDR5 1GB(最大4,200MHz)という点は5770とほぼ同じだが、メモリインターフェイスは128bitから256bitへと強化されている。ただし、コア、メモリともクロックが下がったことから、理論ピーク演算性能は5770の1.36TLOPSから1.34TFLOPSに下がっている。

 プロセスルールは40nm、トランジスタ数は17億、最大TDPは150Wと5770の108Wから上昇している。アイドルTDPは19W。リファレンスカードの厚さは2スロットで、ディスプレイインターフェイスはDVI×2、Mini DisplayPort×2、HDMI。

Radeon HD 6790の位置付けGeForce GTX 550 Tiとの性能比較

(2011年 4月 5日)

[Reported by 若杉 紀彦]