NVIDIA、GPUドライバにアップデート通知機能を追加
~3D Vision周りも改善

3月30日(現地時間)発表



 米NVIDIAは30日(現地時間)、ブログ上でGeForce/ION Driver v270.51ベータ版を公開したことを発表した。

アップデート通知機能が追加

 この270シリーズでは、バグ修正など以外に機能面での改良も加えた。1つ目は、ドライバの自動アップデート機能で、新しいバージョンがダウンロード可能になると通知される。

 2つ目は3D Vision周りで、これまで別個のパッケージとなっていたものが、GPUドライバに統合されたほか、HDMI出力による外部ディスプレイで3D立体視を行なう3DTV Play利用時、およびWindows Aero利用時においてもウインドウ表示で立体視ができるようになった。

 また、これは液晶ディスプレイとセットになった仕様追加だが、これまで3D Vision用液晶ディスプレイは、立体視はそれ専用だったが、近い将来、他のハードウェアでも利用可能なものが登場する。

 具体的にはAcerの「HN274H」および「GN245HQ」という製品で、この2製品は3Dメガネのエミッターを内蔵。PCとは従来通りデュアルリンクDVIで接続するが、PlayStation 3や3D対応BDプレーヤーなどをHDMIで接続した場合でも、3D Vision用のメガネで立体視を利用可能となる。ただし、HDMI 1.4の帯域幅の問題から、DVIでは1080p/120fpsに対応するものが、HDMIでは720p/120fpsか1080p/48fpsでの表示に制限される。

 3D Visionについては、ValveのSource Engine系のゲーム、および3台のディスプレイを使った3D Vision Surroundにおける性能も大きく向上している。

 このほか、各種ゲームでの性能向上も図られた。

今後登場の3D Vision対応液晶で、HDMI入力も可能になるSource Engine系ゲームでの3D Visionでの性能向上
3D Vision Surroundでの性能向上通常のゲームのGeForce GTX 560 Tiでの性能向上

(2011年 3月 31日)

[Reported by 若杉 紀彦]