レノボ・ジャパン株式会社は、CPUにSandy Bridgeを搭載した高性能2スピンドルノートPC「ThinkPad T」シリーズを発売した。
いずれのモデルも、新しい省電力マネージャーを搭載し、設定されたスケジュールによってバッテリ駆動とACアダプタ駆動を切り替え、ピーク時間帯の消費電力を抑えられる「ピークシフト機能」を搭載。また、Windows 7の起動と終了を高速化する「Lenovo Enhanced Experience 2.0 for Windows 7」を備える。
●ThinkPad T420シリーズ1,600×900ドット表示対応の14型ワイド液晶ディスプレイを搭載した「ThinkPad T420」シリーズは、構成の違いなどで4モデルを用意。
スタンダード構成のThinkPad T420「4180MPJ」は、CPUにCore i5-2520M(2.50GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ2GB、Intel QM67 Expressチップセット、320GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows 7 Professional(32bit)、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN+WiMAXなどを搭載し、価格は161,700円。
「4180MYJ」は、上記からWiMAXを省き、価格は156,450円。
インターフェイスは、ExpressCard/34スロット、SDカードスロット(SDXC対応)、USB 2.0×4(うち1基はPowered USB、1基はeSATA兼用)、Gigabit Ethernet、DisplayPort、ミニD-Sub15ピン、Bluetooth 3.0、720p対応Webカメラ、音声入出力などを備える。
バッテリは6セルリチウムイオンで、駆動時間は約8.5時間。本体サイズは340.5×233×30.1~30.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.24kg。
廉価モデルのThinkPad T420i「4177RZ8」は、CPUにCore i3-2310M(2.1GHz、同)、メモリ2GB、Intel QM67 Expressチップセット、320GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows 7 Professional(32bit)、IEEE 802.11b/g/n対応無線LANなどを搭載し、価格は129,150円。
インターフェイスは、ExpressCard/34スロット、SDカードスロット(SDXC対応)、USB 2.0×4(うち1基はPowered USB、1基はeSATA兼用)、Gigabit Ethernet、DisplayPort、ミニD-Sub15ピン、ワイヤレスWAN、Bluetooth 3.0、音声入出力などを備える。
バッテリは6セルリチウムイオン。本体サイズと重量はT420に準じる。
ThinkPad T420s (写真は英語キーボード) |
軽量モデルのThinkPad T420s「41716GJ」は、CPUにCore i5-2520M、メモリ2GB、Intel QM67 Expressチップセット、320GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows 7 Professional(32bit)、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LANなどを搭載し、価格は199,500円。
インターフェイスは、ExpressCard/34スロット、SDカードスロット(SDXC対応)、USB 3.0×1、USB 2.0×2(うち1基はPowered USB)、Gigabit Ethernet、DisplayPort、ミニD-Sub15ピン、Bluetooth 3.0、720p対応Webカメラ、音声入出力などを備える。
バッテリは6セルリチウムイオンで、駆動時間は約4.9時間。本体サイズは343×230.1×21.2~26mm(同)、重量は約1.8kg。
【お詫びと訂正】記事初出時、ワイヤレスWAN搭載としておりましたが、正しくは搭載しておりません。また、T420の駆動時間は8.5時間となります。お詫びして訂正します。
●ThinkPad T520シリーズ
ThinkPad T520 (写真は英語キーボード) |
「ThinkPad T520」シリーズは、15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載したモデル。メモリ/HDD容量や液晶ディスプレイ、無線LAN、GPUの違いなどで計9モデルが用意される。
一例としてThinkPad T520「424256J」は、CPUにCore i5-2520M、メモリ4GB、Intel QM67 Expressチップセット、320GB HDD(7,200rpm)、DVDスーパーマルチドライブ、1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応15.6型ワイド液晶ディスプレイ、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、OSにWindows 7 Professional(32bit)などを搭載し、価格は216,300円。
廉価版のThinkPad T520i「424147J」は、CPUにCore i3-2310M、メモリ2GB、Intel QM67 Expressチップセット、250GB HDD(5,400rpm)、DVDスーパーマルチドライブ、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、OSにWindows 7 Professional(32bit)などを搭載し、価格は128,100円。
インターフェイスはほぼ共通で、ExpressCard/34スロット、SDカードリーダ(SDXC対応)、USB 2.0×4(うち1基はPowered USB、1基はeSATA兼用)、IEEE 1394、Gigabit Ethernet、DisplayPort、ミニD-Sub15ピン、音声入出力などを備える。また、424147Jを除く7モデルではBluetooth 3.0を搭載し、一部モデルで720p対応Webカメラを備える。
バッテリはリチウムイオンで、駆動時間はT520が約5.9~6.6時間、T520iは後日公開。本体サイズは共通で、372.8×245.1×31.8~35.6mm(同)、重量は2.604kg。
【18時45分訂正】レノボよりT520の価格が訂正されました。
(2011年 3月 29日)
[Reported by 劉 尭]