PROMISE、多機能なRAID 6対応NAS「SmartStor NS4700/6700」

SmartStor NS4700/6700

3月上旬より順次発売

価格:オープンプライス



 PROMISEテクノロジー株式会社は、多機能な中小企業向けNAS「SmartStor NS4700」と「同 NS6700」を3月上旬より順次発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は順に8万円前後、11万円前後の見込み。

 NS4700は4台のHDDを搭載可能で、RAID 0/1/5/6/10などをサポート。本体サイズは188×243×191mm(幅×奥行き×高さ)。

 NS6700は6台のHDDを搭載可能で、RAID 0/1/5/6/10/30/50などをサポート。本体サイズは188×243×251mm(同)。

 従来機種からCPUをデュアルコアAtom D525(1.80GHz)強化し、処理速度を高速化。新たにPXEサーバーに対応し、ネットワーク経由のOSブートが可能になった。また、PDM(Predictive Deta Migration)により、HDDのS.M.A.R.Tから障害を予測して、障害が起こりそうなドライブを前もってスペアドライブにデータ移行する機能を備える。RAIDのリビルド機能は搭載しているが、PDMによって再構築が短時間で終わり、安全性を高めるメリットがあるとしている。

 個人向けの機能として、DLNA 1.5準拠のサーバーを搭載。対応機器からのアクセスに加え、スマートフォンからアクセスできるiOS/Android用のアプリケーションも用意される。このほか、FTP、BitTorrentにも対応する。

 バックアップ機能として、Windowsバックアップ、AppleのTime Machineに対応。Acronis製のバックアップ/リカバリソフトが付属する。また、クラウドのAmazon S3へのバックアップをサポートする。NASボリューム自体のスナップショット機能も備える。

 電源は80PLUS認証を取得。HDDの電力管理を定義したMAID 2.0規格に準拠し、対応HDDの回転速度を低下/停止させたりすることで、消費電力を抑える。曜日や時間を指定して動作させるスケジュール機能も利用できる。

 インターフェイスはGigabit Ethernet×2を備え、2系統利用時のデータ転送速度は上りで最大210MB/secとしている。また、USB 2.0ポートを5つ装備し、ストレージの増設やUPS接続、プリンタ接続時のプリントサーバーとして利用できる。

 対応クライアントはWindows、Mac、Linux、Unix。本体の設定はWebブラウザでNSx700にアクセスして行なう(日本語対応)。対応HDDは、SATA(6Gbps)接続の3.5インチドライブで、2.2TBを超えるドライブもサポート済み。HDDは別売。

(2011年 3月 8日)

[Reported by 山田 幸治]