米AMDは16日(現地時間)、ミドルレンジ~ローエンド向けのGPU「Radeon HD 6670」、「同6570」、「同6450」をPCメーカー向けに出荷したと発表した。搭載PCはDellやHewlett-Packardなどから同日より提供開始される。搭載ビデオカードも第2四半期前半より出荷する予定。
ビデオ再生支援機能として「UVD 3」を搭載し、MPEG-4 AVC/H.264、VC-1、MPEG-2、MVC、DivX、Xvidなどのビデオ再生のハードウェアアクセラレーションをサポート。また、6670と6570ではDisplayPort 1.2のMulti-Stream Transport技術を利用し、最大6画面までの同時出力が可能(ただしDisplayPort搭載製品に限る)。
6670の主な仕様は、SP数が480基、コアクロックが800MHz、テクスチャユニットが24基、ZステンシルROPユニットが32基、カラーROPユニットが8基。単精度浮動小数点演算性能は768GFLOPSとされている。メモリはGDDR5で、クロックが4GHz、バス幅が128bit、バンド幅が64GB/sec、容量が512MB~1GB。
6570は、6670からコアクロックを650MHzに抑え、対応ビデオメモリに1.8GHz駆動のDDR3を追加。単精度浮動小数点演算性能は624GFLOPS。
6450の主な仕様は、SP数が160基、コアクロックが625MHz~750MHz、テクスチャユニットが8基、ZステンシルROPユニットが16基、カラーROPユニットが4基。単精度浮動小数点演算性能は200~240GFLOPS。メモリはGDDR5/DDR3で、クロックは前者が1.066~1.6GHz、後者が3.2~3.6GHz、バス幅が64bit、バンド幅が8.5~28.8GB/sec(メモリによる)、容量が512MB~1GB。
Radeon HD 6570 | Radeon HD 6450 |
(2011年 2月 17日)
[Reported by 劉 尭]