PFUは、オートシートフィードスキャナ「ScanSnap N1800」を2月25日に発売する。価格はオープンプライスで、PFUダイレクト価格は178,000円。
N1800は、ScanSnapシリーズ初のネットワークスキャナで、従来のシリーズ製品とは異なり、業務での使用が中心となっている。
8.4型1,024×768ドット(XGA)の抵抗膜式タッチパネル液晶を備えており、ほとんどの操作を単体で行なえる。初期状態ではメール送信、プリント印刷、ネットワークフォルダーへの保存などに対応し、FAXサーバー経由でのFAX転送も可能。
今後はクラウドサービスに対応したアドインアプリケーションが用意され、スキャンしたデータを転送するなどの機能が実現される。Googleドキュメント対応のアドインは4月1日に提供予定で、EvernoteやSalesforce CRMなども対応予定となっている。アドインソフトについてはSDKも用意され、自社内での開発にも対応する。
また、認証環境(LDAP/LDAPS)やMicrosoft Exchange Server、SharePoint Serverへの対応など、社内ネットワーク環境との組み合わせにも留意されている。
対応用紙サイズはA4またはレターサイズまでで、付属のA3キャリアシート併用によりA3片面のスキャンもできる。スキャン解像度は最大600dpi、読み取り速度は両面40枚/分(300dpi)、原稿搭載容量は最大50枚となっている。
本体サイズは300×226×172mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6kg。インターフェイスはEthernetで、無線LANには対応しない。
操作はタッチパネルで行われ、仮想キーボードも用意される | スキャンデータのプレビュー画面 | スキャン設定画面 |
(2011年 2月 7日)
[Reported by 伊達 浩二]