三洋電機株式会社は、リニアPCMレコーダ「Xacti SOUND RECORDER」2機種を11月26日に発売する。価格はオープンプライス。対応OSはWindows XP/Vista/7。
●ICR-PS515RM「ICR-PS515RM」は、録音シーンにあわせてマイク部が電動で3つの向きに動く「3WAYロータリーマイク」を搭載したハイエンドPCMレコーダ。店頭予想価格は2万円前後の見込み。
可動式のマイク |
マイクの向きは、奥行きのある立体的な録音が可能という「XY」、特定の方向を狙って録音する「ズーム」、広い範囲の音を録音する「ワイド」の3パターンに切り替え可能。それぞれ、音楽、講義、会議の各録音シーンに適した設定が登録されており、これらの設定を、マイク向きの切り替えスイッチで連動させて呼び出すことができる。
また、指向特性を確保しながら低域録音を可能にし、高感度と低ノイズを実現した「低域補正マイク」を採用。マイク開口部の拡大などにより、臨場感と明瞭性を実現したという。
このほか、内蔵メモリと別売りのmicroSDカード間でのファイルの移動やコピーが可能な「新・Wメモリシステム」、録音入力レベルを周波数帯ごとに調節する「録音イコライザ」、音声の編集が可能な「ファイル分割&結合&消去機能」、空調音や風切り音などを低減する「ローカットフィルター」などを備える。
内蔵メモリは8GBで、録音フォーマットはWAV/MP3。サンプリング周波数はPCMが44.1kHz~48kHz/16bit、ビットレートはMP3が32kbps~320kbps。PCとの接続インターフェイスはUSB 2.0。
電池は単4形×1。本体サイズは約39.9×14.8~23.6×120.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約70.5g(電池含む)。
●ICR-PS401RM
「ICR-PS401RM」は低価格なPCMレコーダ。店頭予想価格は1万円前後の見込み。
ICR-PS515RM比較して、マイクの可動部を省いたほか、低域補正マイクではなく、新開発の高性能ステレオマイクを搭載する。また、内蔵メモリも8GBから4GBに半減している。
このほかの録音フォーマットや機能面ではほぼICR-PS515RMを踏襲する。本体サイズは約39.9×14.1×98.8mm(同)、重量は約54g(同)。本体色はホワイト(型番末尾:(W))とピンク(同(P))の2種類が用意される。
ICR-PS401RM(W) | ICR-PS401RM(P) |
(2010年 11月 11日)
[Reported by 劉 尭]