デル株式会社は、液晶一体型PC「Inspiron One」の新製品を10月5日より発売する。販売チャネルは直販のみ。

　従来の一体型「Inspiron One 19」や「Studio One 19」などは18.5型フルWXGAだったが、新機種は21.5型、23型に大型化。解像度も1,920×1,080ドット(フルHD)に強化された。パネルは反射を抑えたノングレアを採用し、光学式タッチパネルをオプションで用意。4W+4Wのステレオスピーカーを内蔵する。McAfeeセキュリティソフトの15カ月分がバンドルされる。

　23型の「Inspiron One 2310」は、ディスプレイとして使用できる入力端子を装備。HDMI、アナログRGB、コンポジットの3系統を備え、PC画面と合わせて4つのソースを「インプットボタン」で切り替えられる。また、サラウンド機能や圧縮音楽で失われた音の復元を試みダイナミックレンジを引き上げる機能などを持つ「Creative THX TruStudio PC」をプリインストールする。

タッチパネルモデル。ベゼルからパネルまでの深さが異なる	背面はメタリックシルバー。右下にHDMI、アナログRGB、コンポジットの入力端子を備える

　ベーシックパッケージの価格は119,800円。主な仕様は、Core i3-370M(2.40GHz)、メモリ4GB、HDD 1TB、GPUにATI Radeon HD 5470(1GB)、DVDスーパーマルチドライブ、23型フルHD液晶、地上デジタルTVチューナ、Windows 7 Home Premium(64bit)を搭載。

　Office Home and Business 2010付きは149,800円。また、Core i5-460M、Blu-ray Discドライブなどのプレミアムパッケージは10月下旬より提供予定。

　インターフェイスは、USB 2.0×6、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、HDMI入力、アナログRGB入力(ミニD-Sub15ピン)、コンポジット入力、SDカード/メモリースティック/xD-Picture Card対応スロット、200万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

　電源は130WのACアダプタ。本体サイズは570×90×420mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約8.15kg。タッチパネルモデルは約8.95kg。ワイヤレスキーボード/マウス、リモコンが付属する。

　21.5型の「Inspiron One 2205」は3モデルを用意。

　ベーシックパッケージの価格は89,800円。主な仕様は、Athlon II X2 250u(1.60GHz)、メモリ4GB、HDD 750GB、AMD M880G(ビデオ機能内蔵)、DVDスーパーマルチドライブ、21.5型フルHD液晶、Windows 7 Home Premium(64bit)を搭載。電源は90WのACアダプタ。

　プレミアムパッケージは、CPUをAthlon II X2 240e(2.80GHz)に強化し、地デジチューナとリモコンを追加した構成で、価格は99,800円。プレミアムパッケージのOffice Home and Business 2010付きは129,800円。こちらの電源は130WのACアダプタになる。

Inspiron One 2205	タッチパネルモデル	背面はブラック

　インターフェイスはUSB 2.0×6、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、SDカード/メモリースティック/xD-Picture Card対応スロット、130万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

　本体サイズは530×87×400mm(同)、重量は約7.4kg。タッチパネルモデルは約8.1kg。ワイヤレスキーボード/マウスが付属する。