Intel、Infineonの無線部門を14億ドルで買収

8月30日(米国時間)発表



 米Intelは30日(現地時間)、独Infineon Technologiesの無線部門(WLS:Wireless Solutions)を14億ドルの現金で買収すると発表した。

 買収後、WLSはIntelの中で独立した事業部門として運営され、従来の顧客との取引は継続される。その一方で、現在Intelは、「エネルギー効率性能」、「インターネットへの接続性」、「セキュリティ」の3つを事業戦略の柱に据えており、WLSは、スマートフォンからノートPCまで、「Connected Computing」を遍在的なものにするという第2の戦略強化に寄与していく。

 なお、同社は19日にもセキュリティ企業のMcAfeeを買収している。

 WLSの売却により、Infineonは今後、自動車、産業およびマルチ市場、チップカードとセキュリティの中核事業に注力していく。

(2010年 8月 30日)

[Reported by 若杉 紀彦]