Microsoft、電池をどちらの向きにでも入れられる技術を開発

InstaLoadを採用した接点

7月1日(現地時間)発表



同技術を使うと、2本の電池では4通りのいずれ向きでもそのまま使える

 米Microsoftは1日(現地時間)、電池の+/-の向きを気にすることなく電池ボックスに入れられる技術「InstaLoad」を発表した。

 これは電池ボックスの接点の機構を工夫により実現した技術。通常は、+と-のは接点別のものになっているが、InstaLoadでは1つで両極に対応する。これにより、例えば電池を2個使う場合、4通りのどの向きでも機器が動作し、ユーザーにおける煩雑さがなくなる。

 Microsoftでは、この技術を他社にもライセンスしていく。また、障碍者向けの機器についてはロイヤリティフリーでも提供する。接点の機械的技術なので、特別な回路は不要。また、電池の寿命に影響を及ぼすことはなく、機器メーカーは、既存の機器に大きな追加コストなしでInstaLoadを採用できる。

【お詫びと訂正】初出時にライセンスをロイヤリティフリーで提供としておりましたが、これは障碍者向けなどの機器に限られます。お詫びして訂正させていただきます。

(2010年 7月 2日)

[Reported by 若杉 紀彦]