ナナオ、10bitパネル/AdobeRGBカバー率95%の22型ワイド液晶

ColorEdge CG223W

2月2日 発売
価格:オープンプライス



 株式会社ナナオは、AdobeRGBカバー率95%の22型ワイド液晶ディスプレイ「ColorEdge CG223W」を2月2日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は119,700円前後の見込み。

 2008年3月に発売した「ColorEdge CG222W」の後継モデルで、写真/印刷/出版/意匠CADなどを意識したプロ向けの製品。AdobeRGBカバー率95%を達成しているほか、ハードウェアキャリブレーション機能や、画面の輝度/色度ムラを補正するデジタルユニフォミティ補正回路などを搭載する。

 また、DisplayPortを1系統装備し、10bit入力による最大約10億7,374万色の表示に対応。さらに、独自の制御チップで、16bit演算処理と12bitのルックアップテーブルによる正確な色表現を実現した。

 このほか、電源ONから短時間で輝度を安定させる「輝度ドリフト」機能、経時変化による輝度変化を輝度センサーによって感知し補正する「ブライトネス自動制御機能」、環境温度や輝度変化に伴う色変化を抑える「温度センシング機能」、環境温度変化による階調特性の変化を補正する機能などを搭載する。

 動画市場向け機能として、EBU、REC709、DCIなどの放送規格で定められた色域とガンマを再現するカラーモード、画像処理における特定の色をRGB立体状で混色テーブルとして捉えることで加法混色性能を高めた3D-ルックアップテーブル、応答速度を高めるオーバードライブ回路などを備える。

 パネルはVAタイプを採用。主な仕様は、解像度が1,680×1,050ドット(WSXGA+)、最大表示色が約10億7,374万色(DisplayPort接続時)、応答速度が12ms(中間色は6ms)輝度が270cd/平方m、コントラスト比が950:1、視野角が上下/左右ともに178度。

 インターフェイスは、DisplayPort、DVI-I×2(HDCP対応)の3系統。2ポートのUSB Hub機能を搭載する。

 スタンドは、174mmの昇降、ピボット、上30度のチルト、左右172度のスイーベルに対応するFlexStandを採用。100mmピッチのVESAマウントに対応する。本体サイズは511×240.5~256×347.5~521.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約9.6kg。遮光フードが付属する。

(2010年 1月 7日)

[Reported by 劉 尭]