アイ・オー、USBデバイスをLANで利用できる
デバイスサーバー「ETG-DS/US」

ETG-DS/US

12月中旬 発売
価格:7,770円



 株式会社アイ・オー・データ機器は12月1日、都内で内覧会を開き、USBデバイスをLAN経由で利用できるデバイスサーバー「ETG-DS/US」を紹介した。

 USB 2.0を2ポートと、Gigabit Ethernetを1ポート備え、ネットワークを通してUSB機器をローカルのUSB機器として利用できるデバイスサーバー。発売は12月中旬で、価格は7,770円。対応OSはWindows XP/Vista/7、およびMac OS X 10.4以降。

 対応デバイスは、プリンタをはじめ、HDD、光学ドライブ、USBメモリ、メモリカードリーダ、Webカメラ、地デジTVチューナなど多岐にわたり、最大15インターフェイスまでの接続に対応する。専用のソフト「net.USBクライアント」を利用して、デバイスをマウントする。

 なお、15“機器”ではなく“インターフェイス”とされるのは、プリンタ複合機など、接続すると複合USBデバイスとして認識されるものがあるため。例えばスキャナ/カードリーダ/プリンタが複数のデバイスとして認識される場合、3インターフェイスとしてカウントされる。

 プリンタとの接続は、USBデバイスとしてマウントする方法と、プリントサーバーとして利用する方法の2種類がある。USBデバイスとして接続する場合は双方向通信が利用可能で、インクの残量などを確認できるが、複数のPCからのジョブを受け付けられない。プリントサーバーとして利用する場合は複数のジョブを受け付けられるが、双方向通信は非対応となる。

 また、無線コンバータなどを介した接続も可能だが、帯域が要求されるフルセグのTV地デジチューナなどは有線LANでの接続を推奨している。一方HDDや光学ドライブ、ワンセグTVチューナに関しては、有線/無線にかかわらずほぼ問題無く利用できるとしている。

 内覧会では、USB接続のDVDドライブとワンセグTVチューナを接続し、有線LAN経由でPCでそれぞれ再生できることをアピールした。

 本体サイズは50×100×28mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約95g。

Gigabit Ethernetを1ポート備えるETG-DS/USに接続できるデバイス群ワンセグやDVDが問題なく再生されている

(2009年 12月 1日)

[Reported by 劉 尭]