デル株式会社は、超薄型モバイルノート「Adamo XPS」を11月18日より発売する。価格は174,000円より。

　9月からティザーサイトで予告していた新製品。「9.9mm」というキーワードから本体の厚さが9.9mmと推測されていたが、これは平均の厚みで、正確には最薄部が9.7mm、最厚部が10.3mmとなり、世界最薄を謳う。

　10月に追加公開された真横からの写真では、液晶のヒンジ部が接地面よりかなり上に位置していたが、実際にその向きで使用する構造になっている。これはキーボード部を可能な限り薄くし、ポート類を液晶部の側面に配置するという構造を採用したため。

　キーボード部は液晶部に収まるように閉じられ、感熱式のラッチシステムを使って開けるようになっている。開けた際のキーボードの傾斜はタイピングに適した角度になるという。また、キーボードにはバックライトを内蔵する。筐体はアルミニウム製。

　昨今の薄型ノートではほぼAtomが採用されているが、本製品はCore 2 Duo SU9400(1.4GHz)、メモリ4GB、SSD 128GB、Intel GS45 Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、1,366×768ドット表示対応白色LED内蔵13.4型液晶、Windows 7 Home Premium(64bit)という上位の仕様になっている。

　本体サイズは340×273.9×9.7～10.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.44kg。バッテリは6セル/20WHrのリチウムポリマーで、駆動時間は2時間36分。オプションで12セルのバッテリも用意され、駆動時間は5時間17分、装着時の本体重量は1.56kgとなる。

　インターフェイスは、USB 2.0×2、DisplayPort、ヘッドフォン出力、Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth V2.1+EDRを装備。DisplayPort→DVI変換アダプタが付属する。

　オプションで本製品とデザインを合わせたUSB光学ドライブやHDDも用意する。

本体右側面	本体左側面	本体を開けたところ

正面から	背面から