ソニーは27日、VAIO用のACアダプタ「VGP-AC19V17」の内部が絶縁不良になる場合があると発表した。対策済みのものと無償交換を実施する。国内の対象台数は約63,000台。

　対象は2005年10月発売のVAIO type BX用ドッキングステーション、2006年4月発売のVAIO type F・FEとVAIO type A・AR用ドッキングステーション、2007年10月から2009年4月に発売されたVAIO type L、2009年1月以降に発売されたオーナーメードモデルのVAIO type Jの一部。

　この不具合は、ACアダプタ内部の温度上昇で絶縁テープの粘着力が低下し、電源ON/OFFを繰り返すと内部部品の膨張/収縮によって、絶縁テープが本来貼り付けされているべき位置から徐々にずれて絶縁不良になるという。絶縁不良になった場合、ブレーカーが落ちたり、PCやドッキングステーション、ACアダプタの金属部分に触れると感電する危険性がある。

　該当するVGP-AC19V17の部品番号、製造番号は以下の通り。番号の位置は下図を参照。交換の申し込みは、Webまたは専用フリーダイヤル(Tel.0120-56-7989)で行なう。