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YotaPhoneにそっくりな、表はAMOLED/裏は電子ペーパーの中国製スマホ
2017年9月25日 14:22
中国の通販サイト「京東」(JD)にて、HiSense(海信)製のデュアルディスプレイスマートフォン「A2」が予約受付を開始している。価格は4,199人民元(約71,300円)だ。
表に1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応の5.5型AMOLEDを備えるほか、背面に5.2型の電子ペーパーを搭載したデュアルディスプレイ端末。電子ペーパーは電子書籍の閲覧に好適としており、長時間駆動や太陽光下での高い視認性を謳っている。
同様のギミックを採用した製品としてはロシアのYota Devicesが開発した「YotaPhone」が有名で、中国ではすでに最新の「YOTA 3」が販売されている。しかし、YOTA 3は本体前面にしか指紋センサーを備えていないのに対し、A2は側面の電源ボタンを指紋センサーと兼用させ、指の向きを認識する。これによってAMOLED側の画面ロックを解除するか、電子ペーパー側の画面ロックを解除するかをインテリジェントに判断できるようになっている。
おもな仕様は、SoCがSnapdragon 430(8コア)、メモリ4GB、ストレージ64GB、OSにAndroidを採用。インターフェイスはUSB Type-C、Wi-Fi、Bluetooth、1,600万画素背面(PDAF対応)/500万画素前面カメラ、音声入出力などを搭載する。
バッテリは3,090mAhで、約1日の使用が可能。中国電信/移動/聯通のネットワークに対応し、デュアルSIMデュアルスタンバイをサポートする。本体サイズは76.7×156.5×8.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は180g。