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Core Xシリーズの全スペックが公開

~14~18コアは9月25日、12コアは8月28日に発売

 Intelは7日(米国時間)、Core i9-7980XE(Extreme Edition)を含む新しい「Core-X」シリーズのスペックを正式に公開した。最上位モデルのi9-7980XEは18コア/2.6GHz(Turbo Boost動作時最大4.2GHz)、参考価格は1,999ドル。Core-Xはすでに発売されているモデルもあるが、14〜18コアのモデルは9月25日、12コアのモデルは8月28日の発売を予定している。

 Intelのデスクトップ向けプロセッサで初の”TFLOPS超え"を謳うCore-Xシリーズは、2017年5月開催のCOMPUTEXで発表され、最上位モデルが18コア/32スレッドであることは既報のとおりだが、12コア以上のモデルのスペックは明らかにされていなかった(過去記事も参照"Intel史上もっともパワフルなデスクトップCPU「Core i9-7900」シリーズ")。

 Core-Xは4K動画の編集やVRなどのコンテンツ作製、ストリーミングとゲームを同時にこなすなどの用途を想定したHEDT(ハイエンドデスクトップ)プロセッサ。そのため、オーバークロックも可能ないわゆる倍率アンロックドモデルであることも特徴となる。

 今回新たに発表されたスペックはIntel公表の画像の通りだが、 なかでも目を引くのはAMDのRyzen Threadripperと競合する8〜16コアのモデルで、コア数が同一のモデルを一部抜粋し比較した。

モデルコア数動作周波数(ベース/最大)TDP参考価格
Core i9-7960X162.8/4.4GHz165W1,699ドル
Ryzen 1950X163.4/4.2GHz180W999ドル
Core i9-7920X122.9/4.4GHz140W1,199ドル
Ryzen 1920X123.5/4.2GHz180W799ドル
Core i7-7820X83.6/4.5GHz140W599ドル
Ryzen 1900X83.8/4.2GHz180W549ドル

 コア数が同じモデルを単純に比較した場合、全般に価格とベース動作周波数ではAMDに軍配が上がるものの、TDPやブースト有効時の動作周波数ではIntelが勝るという傾向が見られる。