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これぞ未来の楽器。最新鋭のMIDIコントローラ「mPIANO」がKickstarterに登場

mPIANO

 オーストリアの楽器メーカー「ALPHA Pianos」の最新鋭の技術を盛り込んだMIDIコントローラ「mPIANO」がKickstarterに登場した。目標の出資額は64万ユーロ。製品を入手するために必要な最低投資額は8,000ユーロ(約103万円、35%オフの価格)だ。出荷は2018年5月を予定している。

 ピアノの白鍵をそのまま長くした、これまでにない形のMIDIコントローラ。本体には音色や発音をするためのデバイスがなく、単純MIDIコントローラとして動作するため、洗練されたデザインとなっている。なお、対応するデバイスはiPadのみで、iPadとの併用が前提となっている。

 最大の特徴は、鍵盤の表面が静電容量式タッチセンサーとなっている点で、これにより鍵盤上の指の動きを捉えることができる。mPIANOのiOSアプリを使用することで、この動きをMIDIメッセージに変えることができ、たとえば音量、ピッチ、モノ-ポリといった設定をしておけば、指の動きに応じて演奏に表現力を付けることができる。

 2つ目の特徴は光検出を用いた鍵盤押下検知メカニズム。鍵盤1つ1つに光センサーを用いており、212段のスリッドを通して反射光を検出することで、鍵盤を押した深さや強弱を検出する。鍵盤はシンプルな形状記憶合金(板バネ)を用いている点もユニークだ。

 鍵盤数は88鍵。インターフェイスはUSB 2.0。本体色はブラック、パープル、ホワイトの3種類。本体サイズは1,430×673×762mm(幅×奥行き×高さ)、重量は60kg。