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NVMe SSDでRAIDを組めるPCIe 3.0 x16接続のRAIDカード
2017年7月24日 13:32
株式会社ディラックは、米HighPoint Technologies製NVMe SSD RAIDカード「SSD7101A-1」を発売した。税別店頭予想価格は54,800円。
ハイエンドデスクトップPCやワークステーション向けに設計されたRAIDカードで、オンボードのNVMeソリューションより最⼤8倍、従来のSATA SSDより最⼤44倍の⾼速転送を謳う。
一般的にマザーボード搭載のIntel DMI(Direct Media Interface) 3.0で接続されたPCIeスロットでは、SATAやUSB、ほかのPCIe 3.0を共有するため、速度⾯で性能が発揮しきれない場合がある。
しかし本カードは、CPU側で利用できるPCIe 3.0 x16接続をサポートし、各NVMe M.2 SSDがPCIe 3.0 x4で接続される。この独⾃アーキテクチャにより、SSDはCPUからの直接制御となり、DMI 3.0で発生していた性能のボトルネックを解消するという。
製品2枚を1台のPCに搭載し、リンクさせることも可能で、この場合には通常のNVMe SSDより8倍高速な256Gbpsの高速転送が可能としている。
M.2スロットは4基(Type 2280)。対応RAIDはRAID 0/1/5/10およびJBOD。RAID 5/10はTRIM非対応。
対応OSはWindows 10およびLinux Kernel 3.3以降。なお、ブートには非対応となる。
サイズは213.1×127×21.59mm(幅×奥行き×高さ)、重量は350g。50mm径ファンを搭載する。