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クリエイティブ、LEDイルミネーション対応の「Sound Blaster X AE-5」を国内販売

Sound Blaster X AE-5

 クリエイティブメディア株式会社は、LEDイルミネーション機能やESS製DACを備えたPCI Express x1接続のサウンドカード「Sound BlasterX AE-5」を7月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、直販税別価格は15,800円。

 対応OSはWindows 7/8/8.1/10で、Core i3またはAMDの同等以上のCPU、1GB以上のメモリ、600MB以上の空きストレージなどが必要。

 6月12日に海外で発表された製品。サウンド/DSPプロセッサは既存の「Core3D」を踏襲するが、DACとしてESS製のハイエンドモデル「ES9016K2M SABRE32 Ultra DAC」を採用。ソフトウェア上から「ダイレクト出力モード」を選択することで、Core3D内蔵DACの代わりにES9016K2Mが使われ、ダイナミックレンジ122dBで32bit/384kHzの出力が可能になる。なお、32bit/384kHz出力はWindows 10でのみ使用可能で、そのほかのOSは24bit/192kHzまでとなる。

【7月10日訂正】記事初出時、ダイレクト出力モードはWindows 10でのみ使用可能としておりましたが、これは誤りです。お詫びして訂正します。

 ヘッドフォンアンプは「Xamp」と呼ばれる、左右チャンネルを独立させたアンプのディスクリートカスタム回路を採用。WIMAのフィルムコンデンサと個別のトランジスタにより、高解像度オーディオを実現したという。また、スピーカー出力とヘッドフォン出力は分かれており、ヘッドフォン出力側は1Ωのアンプ出力インピーダンスにより、16Ωから600Ωまでのヘッドフォンをサポートできる。

 サウンドカードとしては初めてRGB LEDによるイルミネーション機能「Aurora Reactive Lightning System」を搭載。基板上のLEDの発光のみならず、専用のLEDテープを接続可能で、それらをまとめて「Sound Blaster Connect」ソフトで発光パターンや色を制御できる。LEDテープは1本付属するが、最大10本まで増設できる。パターンは6種類のみだが、このテープは1本あたり10個のLEDが付いており、個々の色や発光を制御できるようになっている。

 さらに、音で敵の位置を判断してレーダー上に表示させる「Scout 2.0」ソフトウェアに対応。このソフトはiOS/Androidに対応しており、Sound BlasterX AE-5を装着し、Sound Blaster ConnectをインストールしたPCと同じLANに接続していれば、モバイルデバイス上から敵の位置を表示することが可能となっている。

 このほか、「BlasterX Acoustic Engine」によるバーチャルサラウンドや低音強化機能などが利用できる。マイク入力のボイスエフェクト機能なども従来どおり使用可能。本体サイズは約145×128×20mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約215g。入出力端子は3.5mmミニジャック×5(マイク、ヘッドフォン、5.1chスピーカー出力)および光出力。

 なお、同社直販限定で、カバーをホワイトに変更し、LEDテープを4本添付した「Sound BlasterX AE-5 Pure Edition」や、専用のLEDテープも販売する予定。発売時期および価格は未定となっている。

背面のインターフェイス
外部LEDテープを制御可能
側面のロゴが光る
カード背面も光るようになっている