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キヤノン、低温環境でも使用できるグリーンレーザーポインタ
~15℃以上でないと使えない従来品に対し0℃から利用可
2017年7月6日 13:00
キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、低温環境でも使用できるプレゼンター機能付きのレーザーポインタ「PR11-GC」、「PR110-RC(BK)」、「PR110-RC(WH)」を7月14日に発売する。価格はオープンプライスで、税別直販価格はPR11-GCが15,980円、PR110-RCが7,980円。
PR11-GCは2015年に投入した「PR10-GC」の後継にあたるモデル。従来のPR10-GCは「DPSS」と呼ばれる発光方式を採用しており、波長808nmの赤外線レーザーダイオードを発光させ、非線形結晶(YAG)および結晶(KTP)によって532nmの緑色に変換を行なっていた。効率が低いためバッテリ駆動時間(想定約4時間)が短かったほか、15℃以下の低温環境で発光までに時間がかかっていた。
PR11-GCでは波長515nmのグリーンレーザーダイオードを直接発光させる方式を採用。構造をシンプル化することで電池寿命が約9倍の35時間となり、推奨使用温度も0~40℃となり、低温環境での利用が可能となった。また、従来モデルのバッテリ残量表示は不足時のみであったが、新製品では4段階のインジケータとなり残量が把握しやすくなった。
さらに、本体に収納する無線レシーバははめ込み式からマグネットによる吸着式となり、取り出しやすくなっている。
そのほかの仕様は従来とほぼ共通で、PowerPoint 2013以降/Adobe Reader 10以降/Keynote 7.0以降/Mac用プレビュー 9.0以降の各種プレゼンテーションのスライド送り/戻しなどの操作が行なえる。プレゼンテーションの残り時間を表示する機能や、設定した時間に近づくとバイブレーションで知らせる機構も搭載する。レシーバの通信距離は30m。
PR110-RCはレッドレーザーのモデル。従来からバッテリ駆動時間が約2.4倍となり、通信距離はグリーンレーザーモデルと同じ30mに拡大。レシーバの着脱はマグネット式となり、バッテリ残量表示は4段階となった。
電池は単4形×2。本体サイズは33×133×26mm(幅×奥行き×高さ)。