ニュース
インテル、300機のドローンを使ったショーを長崎ハウステンボスで開催
~日本初開催
2017年6月23日 15:13
ハウステンボス株式会社およびインテル株式会社、株式会社 hapi-robo stは、日本初となる「Intel Shooting Starドローン・ライトショー」を、長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」にて開催することを発表した。開催期間は7月22日~8月5日。
同ショーは、Intelが開発したLEDライトを搭載の軽量クアッドコプタードローン「Shooting Star」を数百台規模で飛行させ、プログラム制御することで空中にアニメーションを描くというもの。
これまでにオーストラリア、ドイツ、オーストリア、メキシコ、シンガポール、アメリカで開催されており、2月のスーパーボウルのハーフタイムショーでは300機のShooting Starドローンを飛行させている。また同社は、2016年11月に単独パイロットでドローン500機を同時制御し、ギネス記録を更新している。
Shooting Starドローンの仕様は、4つのプロペラを搭載したクアッドコプターで、ライトショー時は秒速最大3m、GPSモードでは秒速最大10mで飛行できる。最大飛行距離は1.5km、飛行時間は最大20分。LEDライトは赤/青/緑/白の4色で構成され、40億色を表現できるという。
サイズは384×384×93mm(幅×奥行き×高さ)、重量は280g。
ハウステンボスでは300機によるショーを実施予定で、音楽に合わせてさまざまなシーンや3Dアニメーションで飛行するという。加えて、期間中の7月22日には「夏一番花火大会」、8月5日に「スペシャルテーマ花火」が同時開催されるため、そこでは花火とライトショーを同時に行なうとしている。
都内で開かれた記者会見には、インテル株式会社 代表取締役社長の江田麻紀子氏、米Intel ニューテクノロジー事業本部副社長のアニール・ナンデュリ氏、ハウステンボス株式会社 取締役&CTO 兼 株式会社hapi-robo st 代表取締役社長の富田直美氏、ハウステンボス株式会社 代表取締役社長の澤田秀雄氏が登壇。
ナンデュリ氏は、ドローンライトショーは「デジタル花火」とも言えるもので、通常の花火以上の多くの新たな体験を提供し、「夜空を見る」という行為をより良いものにできるとしたほか、広告として企業ロゴを空に浮かべたりといった広告利用にも使えるとアピールした。
富田氏は、ハウステンボスの「ナンバーワン、オンリーワンの価値を提供する」という挑戦のもと、ロボットがメインスタッフの「変なホテル」開業以来、最先端技術を体感できる「ロボットの館」、店長と料理長がロボットの「変なレストラン」など、ロボットの活用を加速させており、日本初の「夜間ドローンレース」を開催するなど、新技術を使ったサービス、イベントの提供に注力しており、開業25周年の特別企画として、ドローンによるショーを実施することに決定したと語った。
なお、今回のハウステンボスでのライトショー開催は、ハウステンボスが私有地であることや、飛行を行なうのが海上であるといった理由から実施が可能であると判断したという。ショーの演出はハウステンボスと子会社のhapi-roboが行ない、Intelがプログラミングを行なうという。